Crytek、『Homefront』新作のCrytek UKや『HUNT』のCrytek USAスタジオのスタッフ移行と縮小を発表 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Crytek、『Homefront』新作のCrytek UKや『HUNT』のCrytek USAスタジオのスタッフ移行と縮小を発表

公式声明にて堅実な運営状況を2度にわたり訴えていたCrytekですが、同社が『Homefront: The Revolution』のIP売却に続き、Crytek UKとCrytek USAスタジオの開発リソース移行や縮小を公式サイト上にて発表しました。

ニュース ゲーム業界

先日より海外メディアによる経営難の報道が噴出していた中、公式声明にて堅実な運営状況を2度にわたり訴えていたCrytekですが、同社が『Homefront: The Revolution』のIP売却に続き、Crytek UKとCrytek USAスタジオの開発リソース移行や縮小を公式サイト上にて発表しました。

Crytekは公式発表の中で、Koch Mediaがすでに発表していた『Homefront』IPの移行を改めて認めました。『Homefront: The Revolution』開発中であったノッティンガムに位置するスタジオ(Crytek UK)のスタッフたちはKoch Mediaへと移行し、同作の製作に引き続きたずさわる予定とのこと。先のKoch Mediaの発表によれば、『Homefront』新作の開発はノッティンガム市内に設立したDeep Silverの内部スタジオ、Dambuster Studiosで続けられる予定となっています。

また4人Co-opシューター『HUNT: Horrors of the Glided Age』を開発中であったCrytek USAでは、同作の開発がドイツに位置する本拠地Crytek Frankfurtへと引き継がれることが明らかにされています。Crytek USAの位置するオースチンの地にCrytekの名は残るものの、数名のスタッフが北米におけるCryEngineライセンスのサポートを運営するのみで、それ以外のスタッフはCrytek Frankfurtへと移行する予定です。

CrytekのCEOであるCevat Yerli氏は、先日から伝えていた「オンラインパブリッシャーへの移行」を改めて強調。ノッティンガムとオースチンの地でCrytekに貢献した過去全ての従業員たちに感謝しているとコメント。ブダペスト、イスタンブール、キエフ、ソフィアに位置するスタジオは今後も通常通り活動し、上海やセオルのCrytekスタジオとは密接な連携を検討していくとしています。


今回の公式声明の中でCrytek UKとCrytek USAスタジオの閉鎖は明言されておらず、スタジオの存在が完全に消えるかどうかは不明ですが、それぞれ開発していたIPがすでに移行しスタッフも別の場所へ移動した点を踏まえると、今後ゲーム開発スタジオとして運営される可能性は非常に低いでしょう。

Crytek UKは2009年にCrytekにより買収されたFree Radical Designを前身とするスタジオで、Free Radical Design時代は『TimeSplitters』シリーズや『Haze』を開発。買収後はCrytek Frankfurtと協力し『Crysis』シリーズを製作、さらに『Homefront』新作の開発を担当していました。またCrytek USAは2013年1月にTHQから買収した『Darksiders』のVigil Gamesが前身となるスタジオで、今年6月に新規IP『HUNT: Horrors of the Glided Age』を発表していました。
《ishigenn》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 『モンハンワイルズ』のキャラメイクは「顔テクスチャ」が決め手!あえてデフォルト顔を使って、“美人”のコツを紹介

    『モンハンワイルズ』のキャラメイクは「顔テクスチャ」が決め手!あえてデフォルト顔を使って、“美人”のコツを紹介

  2. 【PC版無料配布開始】魔法が自作できる見下ろしアクションADV『ミストラリアの魔術師』Epic Gamesストアにて

    【PC版無料配布開始】魔法が自作できる見下ろしアクションADV『ミストラリアの魔術師』Epic Gamesストアにて

  3. 【大喜利】『ゲームキャラが書いた謝罪文にありがちなこと』回答募集中!

    【大喜利】『ゲームキャラが書いた謝罪文にありがちなこと』回答募集中!

  4. ダンジョンRPG『エルミナージュ』家庭用シリーズ第1弾は『エルミナージュ オリジナル』に決定!発売時期は2025年夏、ゲーム画面や詳細は3月下旬に公開へ

  5. 「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発

  6. 「90歳になってもゲームを更新していたら面白いと思う」―エリック・バロン氏が『Stardew Valley』の更新はいつまでも続けていたいという考えを明らかに

  7. 「PS Plus」3月度フリープレイ作品発表!昨年10月発売の『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』、挑戦的ロボゲー『リレイヤー』など3タイトル

  8. 『ダークアンドダーカーモバイル』タイトル変更の見通し―KRAFTONとIRONMACEの契約終了で

  9. 元『ブルアカ』スタッフ設立ゲーム開発会社、ネクソンの未公開プロジェクト流出の疑いで韓国警察が捜査開始

  10. 日本舞台のドリフトレースゲーム『Japanese Drift Master』がMAZDAとのライセンス契約を発表!

アクセスランキングをもっと見る

page top