Ubisoft MontrealとUbisoft Torontoが開発を進めている『Far Cry 4』。Xbox OneやXbox 360などでもプレイが可能となる本作ですが、今回はPS4/PS3版について開発者の面々が解説を行う映像が公開されました。
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まずは、オープンワールド作品の基本とも言える「自由度」について説明。ゲーム内の戦闘でもユーザーに「敵をどのように倒すのか」を教えるのではなく、様々なツールを与えるだけにとどめ、プレイヤー自身で行動を選択できるように設計しているとのこと。これにより一般的な攻撃手段である銃やナイフでの戦闘ではなく、野生動物などを誘導し、敵を撃破することなども可能となります。
敵へのアプローチも、天井や象の上など敵の頭上から攻撃するのも、敵の背後から忍び寄って攻撃するのも、正面から突破するのもプレイヤーの自由。製作者側では、あくまで選択肢を多く用意するだけであり、どう遊ぶかはプレイヤーに委ねるように作られていることを説明すると共に、PS4におけるシェア機能によりプレイヤーがどのような方法で自分たちのゲームを進めて行くのかを観るのが楽しみであると語っています。
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次に解説されているのは、本作の舞台。主人公の「Ajay Ghale」は、母の遺灰を散骨すべく、ヒマラヤへ向かうも、道中「Pagan Min」たちに襲われるといったストーリーが導入部分となっており、まずは雪が積もるKyratが舞台に。次に用意されている舞台は、独特な雰囲気をもつShangri-La。Kyratからは一変、温かい気温に包まれているこの地は、Ajay Ghaleがタペストリーを集めることで訪れることができるとのこと。時代をさかのぼり、このShangri-Laの伝説の戦士の記憶のなかを生きることになり、Shangri-Laでのプレイを進めることで、メインストーリーとの繋がりを知ることができます。
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また最後には、注目されているシェアプレイについても言及。PS4/PS3版を購入することで10個の鍵が与えられ、ゲームを所持していないPSNのフレンドをゲーム中に招待できます。この10個がなくなるとどうなるのか、1つの鍵を使ったらいつでも何度でもアクセスすることが可能になるのか、といった点までは言及されていませんが、キャンペーンモードのプレイにあたりもう一人のキャラクターを追加することになるだけでなく、プレイスタイルの幅が広がる点が魅力である、と語っています。
海外では11月18日に発売が予定されている本作。Ubisoft開発陣のオープンワールドへのこだわりが垣間見れる作品となっており、今からその登場が楽しみな作品ではないでしょうか。