Kickstarterのプロジェクト解説映像
2012年にKickstarterで約52万ドルの資金調達を成功させたものの、翌年には資金難に陥りプロジェクトの一時停止が伝えられていた剣闘ゲーム『CLANG』ですが、発起人であるSF作家ニール・スティーヴンスン氏は本日正式に開発中止を発表しました。
『CLANG』はリアルな剣闘を求め、モーションコントローラーでの操作を主軸にしたアクションゲーム。Kickstarterのプロジェクト解説映像にはValveのゲイブ・ニューウェル氏も登場し、大きな注目を集めました。
スティーヴンスン氏は昨年バッカー向けにリリースしたプロトタイプは技術的に革新だったが、プレイに関しては更なる出資を得るほど面白いものではなかったと伝え、歴史的な忠実さを求めすぎた自身の責任であると語っています。
『CLANG』は残念ながら実現しませんでしたが(開発チームも解散)、スティーヴンスン氏は今回のプロジェクトで積まれた多くの経験や業界との繋がりを活かし、またいつか新たなチームを構築し、場合によっては歴史的な剣闘とは関わりのないプロジェクトを追い求めるだろうとの事です。
なお、払い戻しを求めたバッカーには既に返金処理が行われています(合計で約700ドル)。その他のバッカーについてはREVERBと呼ばれるリストに登録しておく事で、将来のプロジェクトで特典が得られるそうです。