今年のgamescomにて発表された『Hellblade』。『Enslaved: Odyssey to the West』や『DmC』などの開発を手がけたNinja TheoryがPS4向けに新たに開発を進めている作品ですが、同スタジオの最新デベロッパーダイアリーにて、トリプルA作品、インディー作品に次ぐ新たなゲームの製作スタイルについて言及しています。
もとより「インディペンデント・トリプルAタイトル」として開発が進められている本作。開発マネージャーのDominic Matthews氏は、クオリティを大作のそれに負けないほどのものにし、より限定されたユーザーに向けた作品作りを意識していると説明。オンラインでの配信といった方法でゲームを販売することが可能になり、プラットフォーム・ホルダーが受け口を広げたことで、ここ数年でパッケージングや輸送などは大きな障害にはならなくなったとのこと。『Hellblade』はデジタル・ディストリビューションの利点をフルに活用した配信向け作品となるのかもしれません。
本作の開発スタッフは現在13名。Matthews氏は「人員を最低限に保ちコストを抑えた上で20万本から30万本程度売れることで、開発費の回収が可能になる」とも説明。更にクリエイティブディレクターのTameem Antoniades氏は「全員が楽しめる全ての要素が含まれた作品というものではないが、自分たちの情熱を注ぎ、自分たちが得意なものを自分たちのファンやサポーターに届ける」との意気込みを見せています。
デベロッパー映像では、モーションキャプチャーやカメラワークからアパレルなどのマーチャンダイズの製作などまで、様々なことを試行錯誤しながら進めている様子が垣間見れます。Ninja Theoryの腕のあるスタッフによりクオリティを高く保たれながらも小規模なチームで作られている本作。トリプルA作品のクオリティとインディー作品ならではのこだわりのどちらも感じ取れる、新しいスタイルの作品が市場に現れることになるのかもしれません。
関連リンク
編集部おすすめの記事
家庭用ゲーム アクセスランキング
-
スイッチ2版『スカイリム』入力遅延の修正アプデが配信!ユーザーは早い対応に好意的な反応
-
『ポケモンZA』色違いゲッコウガの口の中こっそり修正―マフラーはやっぱり舌だった
-
「脅迫で何かが達成できると考えているなら大間違い」ポルノMod反対でPC版発売しないと表明の開発者、殺害予告受ける
-
一見難解、でも理解した瞬間に脳汁が止まらない―スイッチ2版『カルドアンシェル』は"歌姫"と"ぶっ壊れコンボ"の中毒性が凄まじい
-
農場シム『Stardew Valley』2025年秋に配信予定だったスイッチ2エディションの最新情報はまもなく公開―次期アプデに関するヒントも
-
『デススト2』兎田ぺこらさん出演オファーはコジプロ側から。発売2年前から提案していた
-
Wiiリモコンを巡る“約15年”もの法廷闘争に判決下る。独周辺機器メーカーに対し約13億円の損害賠償判決
-
『モンハンワイルズ』第4弾で大型アプデは最後!2026年2月の「歴戦王アルシュベルド」をもって更新も一区切り
-
お尻映える新トレイラー公開。『ディノクライシス』精神的続編称するアクションアクション・ホラー『コード・バイオレット』
-
スイッチ「バーチャルゲームカード」をやめて従来の方法に切り替える方法!オンラインでしか遊ばない人は必見






