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ニューヨーク大学の研究チームが、ビデオゲームを用いて睡眠時の無呼吸が人の記憶力にどのように影響を及ぼすのか研究を行っているそうです。
米Foxの報道によれば、同大学は、睡眠時無呼吸症候群の患者である被験者が、地下迷宮を進んで目的地を目指すゲームをプレイした後に睡眠を取り、睡眠からの覚醒後に同じゲームで道順をどれくらい記憶しているかという方法で調査を行ったそうです。睡眠時無呼吸症候群の被験者には、この実験を行った際に問題が見つかったとしています。
研究リーダーのAndrew Varga博士によると、睡眠時無呼吸症候群の患者は、夜に学習したものを次の日にはほとんど忘れてしまっていると語っており、それが目的地への道順を忘れてしまうことなどに繋がっているとしています。現在、研究チームは睡眠時の無呼吸がどのようなメカニズムで記憶力に影響を与えるのかを調査しているそうです。
ゲームを使うというユニークな研究ではありますが、調査結果は多くの人に関わる重要な内容となっています。夜に勉強したことを次の日に忘れてしまったり、忘れ物などをよくする方は、睡眠時の無呼吸を疑ってみてもいいのかもしれません。