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「Kickstarter」2014年の統計データを公開、プレッジ総額5.29億ドルを突破

2009年に初めてその姿を見せ、今や新たな作品が生まれる場所となったクラウドファンディングサイト「Kickstarter」。同サイトにて、例年通り2014年の統計データが公開され、全世界330万人が総額5.29億ドルのプレッジを行っていることが明らかになりました。

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「Kickstarter」2014年の統計データを公開、プレッジ総額5.29億ドルを突破
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2009年に初めてその姿を見せ、今や新たな作品が生まれる場所となったクラウドファンディングサイト「Kickstarter」。同サイトにて、例年通り2014年の統計データが公開され、全世界330万人が総額5.29億ドル(日本円で約626億円)のプレッジを行っていることが明らかになりました。


月別プロジェクト成功数

公式サイトの統計では興味深いデータが多数公開されています。月別のプロジェクト成功数で見ると、1月と2月が極端に少なく、3月から増加し、8月の2311プロジェクトの成功がピークとなっています。要因について詳しく調べてみると面白いかもしれません。


カテゴリー別プロジェクト成功数

続いて各カテゴリーのプロジェクト成功数です。Kickstarter全体で見るとゲームカテゴリーは4番目の1980プロジェクト、他のカテゴリーと比べても例年通りの数字と言えるでしょう。


カテゴリー別プレッジ額

また、カテゴリー別のプレッジ額で見ると、プロジェクトの成功数自体が少なかったテクノロジー分野が1億2500万ドルとトップに。ゲーム分野においても8900万ドルと3番目に位置しています。デザイン分野も含め、これら3つは開発にかかる費用の高さもさることながら、1つのプロジェクトに対する注目度の高さがうかがえるのではないでしょうか。

国別のバッカー数およびプレッジ額ではアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアといった英語圏の国が上位を独占。日本も23,749人のバッカーが657万ドルのプレッジを行っており、上位に位置しています。

ちなみに1人あたりのプレッジ額では、欧州/北米が140ドルから200ドルな中、日本は270ドルとひとつ飛びぬけた数値となっています。いろいろな要因がありそうですが、今のところ一般認知度が低く、コアなユーザーが中心となっているのではないでしょうか。

そのほか、曜日別や時間別のプレッジ額の多寡も発表されていますが、英語圏の国々がメインとなるので割愛。気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。


唯一の100万ドル越え電子ゲームタイトル『Kingdom Come: Deliverance』

Kickstarter全体でみると、2014年の5.29億ドルは、2013年の4.8億ドルから10%ほどの成長を見せているものの、2012年の3.2億ドルから2013年の4.8億ドルという50%の成長率と比較すると鈍化していることがわかります。

ゲームカテゴリーにて、2014年に100万ドルを集めたタイトルは硬派な中世RPG『Kingdom Come: Deliverance』の他に4プロジェクトありましたが、すべて非電源のボードゲームとなっています。一昨年の20プロジェクトに比べ、少し寂しい結果となっていますが、2012年と2013年のプロジェクトが開花し始めており、成功すれば今年と来年には新たなプロジェクトを見ることが出来るかもしれません。
《水京》
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