IGNは1996年設立の世界最大のゲーム情報サイト。世界各国向けのサイトを運営していて、日本版も2015年に登場予定とされています(公式)。運営するIGN Entertainmentはニューズ・コーポレーション傘下の企業です。
IGNのオフィスは、GDC会場から東に徒歩10~15分の距離の海沿い、サンフランシスコジャイアンツの本拠地であるAT&Tパークから至近の距離にあります。4階のオフィスには懐かしいアーケードゲームの筐体や『メタルギアソリッド』のスネークや『トゥーム・レイダー』のララなどの等身大フィギュアや『ゼルダの伝説』のマスターソードなどが置かれ、遊び心に溢れるものとなっていました。執務エリアは立ち入れませんでしたが、各人のデスクは広い空間が確保され、居心地の良さそうなオフィスでした。




会場ではアルコールや軽食が振る舞われながら、多数のインディーデベロッパーがブースを並べ、最新タイトルが体験できました。超満員で、歩くのもままならないという様子でしたが、コンソールでも発売予定の作品を中心に遊んできましたので紹介します。




■Milkbag Games『Future Grind』(PS4,PC,Mac)
ユービーアイ『トライアルズ』や任天堂『エキサイトバイク』のようにバイクを操りコースを進むアクションゲーム。アクロバティックなコースには赤と青の塗り分けがされていて、前輪(赤)、後輪(青)で色を合わせながらライディングしていきます。運動神経と繊細な操作が要求され、ついついのめり込んでしまいます。
■Thomas Happ Games『Axiom Verge』(PS4,PS Vita,Steam)
『Axiom Verge』は『メトロイド』的な2Dサイドスクロールシューター(IGNもそう言ってる)。雰囲気もなかなか良く、楽しいゲームでした。まずは3月31日にPS4で、後にVitaやSteamでも配信予定。開発者によれば、昔の日本のゲームを相当研究したようです。
■Broken Window Studios『Reflections』(PS4,Xbox One,Steam)
プレイヤーの行動が全て世界に影響を与えていくというアクションアドベンチャーゲーム。独自のストーリーテラーエンジンで、プレイヤーの動きによって物語を変化させていくそう。ビジュアルはモノクロにメリハリのカラーといった趣。
■Super System『Drift Stage』(PS4,Steam,Windows,Mac)
クラシカルなビジュアルがその手の人にはたまらない、昔ながらのレースゲームが登場。会場ではタイムトライアルが遊べました。ドリフトを極めて、鋭いカーブを華麗に曲がってタイムを競うというのが楽しさのようです。下手な筆者がどうなったかは言うまでもありません。Early Alpha Demoが現在公式サイトで配布中です。
■Psyonix『Rocket League』(PS4)
『マスエフェクト3』『ギアーズ・オブ・ウォー』『XCOM』などAAAの開発にも携わっているPsyonixが独自に開発しているのが『Rocket League』。ということもあって非常にクオリティの高い仕上がりに。バギーを使った2vs2のサッカーゲームです。SFを思わせるスタジアムでアクロバティックなバギーを操り、ゴールを目指します。
■Zeke Virant『Soft Body』(PS4,PSVita,Steam)
PS4の左右2つのスティックを使ったアクションゲーム。カラーの異なる2つのキャラクターを操作し、色と音のアクションを楽しむ。問題を解いていくスタイルで、敵の攻撃を避けながら、それぞれの色を使ってアクションを起こし、世界に音を与えていくというようなゲームです。
■A Crowd of Monsters『Blues and Bullets』(Xbox One)
Xbox Oneで登場予定のノベル風味のアドベンチャーゲーム。元刑事の主人公が、鬱蒼とした街に秘められた物語を解き明かしていく。デモのみでしたが、モノクロの世界で、怪しい箇所を探索していきながら物語を進めるタイプのゲームのよう。ビジュアルのクオリティは高そうでした。
■Berzerk Studio『Just Shapes And Beats』(PS4,Xbox One,Wii U,Steam)
ビートを刻みながらゲームを進んでいくアクションゲーム。8bitのサウンドとシンプルなビジュアルの組み合わせが気持ちいい。マルチで遊んで、みんなでノリノリに。既に各賞を受賞している期待のインディーゲームです。