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PC版の発売を目前に控えたRockstar Gamesの『Grand Theft Auto V』を4K解像度/60fpsで動作させる条件が、海外メディアのインタビューによって明かされています。
PC Gamerによると、いくつかの質問をRockstar Gamesに送ったところ、Rockstar Northの技術ディレクターPhil Hooker氏、エンジニアリングディレクターKlaas Schilstra氏、テクニカルディレクターAdam Fowler氏を含む、Rockstar Northの開発者からの返答を得られたとのこと。
PC版の開発はコンソール版の開発チームが大半を占めており、『Grand Theft Auto IV』『Max Payne 3』『LAノワール』のPC版の開発を担当したメンバーを含むベテラン揃い。新世代機の開発環境ははPC版と似ているため、PS4/Xbox One版の開発チームとほぼ同じで問題がなく、またRockstar GamesもPC版とコンソール版の両方の深い知識を保有しているため、グローバルな開発チームを組んでいるとしています。
また、オプションについても、「『Grand Theft Auto IV』や『Max Payne 3』は設定幅が広く様々な環境に対応できたため、『Grand Theft Auto V』も同様に設定の幅を広げ、多くのプレイヤーに快適にプレイしてもらえるようにしました」と、Rockstar Torontoの代表取締役であるKevin Hoare氏は語っています。
4K解像度での必要環境は以下の通りです。
- 4K解像度/30fpsでの最小環境: AMD RADEON HD 7870もしくはNVIDIA GTX 760 2GB
4K解像度/60fpsでの動作環境: ハイエンドのSLIかCrossfire
なお、60fps動作においてどの機種が必要なのかは明確にはされていませんが、幅広い設定が可能なため、様々なCPU/グラフィックカードにおいてフレームレートは大きく可変するとしています。
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『Grand Theft Auto V』のPC版では膨大な設定変更が可能で、テクスチャ、シェーダーや水の反射だけに留まらず、草やパーティクルの表現、テッセレーション、反射、ポストFXなど、大量の変更可能な項目が用意されています。人口密度の設定項目も用意されており、とても混雑している道路や歩道を表現することも可能です。
さらに、「The Rockstar Video editor(ロックスター・エディター)」にDirector Mode(ディレクターモード)が搭載され、ゲーム中に登場する人々や動物を俳優として思い通りに動かせます。また、天候の調整やラジオトラックの使用に加え、ポストFXや被写界深度などの編集操作も可能で、作成した映像はそのままYouTubeにアップロードし、近日実装のSocial Clubコンテストに応募することも可能になります。
『Grand Theft Auto V』PC版は2015年4月14日に発売、価格はSteamで7,000円(税込)です。