筆者のゲーム内フレンドでも『FFXIV』が初のオンラインゲームという人がたくさんいます。にも関わらず、最難関のコンテンツである「大迷宮バハムート」を早期にクリアする、ゲーマーもびっくりな腕前になった人もいます。逆に昔からMMORPGをプレイしている人でも、バトルコンテンツよりギャザラー(釣りや採掘といった採集)が好きだったり、クラフター(アイテムの製作)職人までいます。
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約1ヶ月後には、初めての拡張パッケージ「蒼天のイシュガルド」が発売されるので、いちプレイヤーとして多くの人に遊んでもらいたいと思っています。ライターだからとか、連載の原稿を書いているからとかではなく、オンラインゲームって人の多さが重要なので、遊ぶ人が増えてくれると本当にプレイヤーとして嬉しいのです。
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(ほら、こんな変態たちに出会ったら笑っちゃいますよね?)
え……、なになに?「ネットの評判をみると、FFXIVはギスギスしているから怖い」ですって?うーん、たしかにそういう場面に出くわすこともあると思いますし、「FFXIVは本当にギスギスしているのか?」と言われたら「ギスギスしてしまうこともある」と答えるしかないでしょう。ただ、これは『FFXIV』に限ったことではなく、プレイヤー同士のコミュニケーションがある以上は、どのオンラインゲームでもあり得る話です。現実でも友人の存在が大切であると同時に、仲が良くてもケンカすることだってありますからね。
『FFXIV』のシチュエーションで言えば、特に難易度の高い「エンドコンテンツ」と呼ばれるようなボスとのバトルはミスをしたら即死するギミックが多く、しかも誰かが死んでいると、うまく処理できないギミックが立て続けにやってくることもあるので、「クリア経験者限定!」というパーティ募集で参加してミスしようものならさあ大変。
「クリア経験者限定」ということは、人によって捉え方に差はあると思いますが、腕に自信がある人を集めているわけですから。最初は「ドンマイ」と励ましの言葉が出ても、徐々にミスをした人の謝罪の言葉でチャット欄が埋まったり、無言のプレッシャーが皆を襲い、緊張と手汗で普段はしないようなミスを誘発……。果ては「これ、経験者のパーティですよね?」「クリア無理そうですね」なんて言葉が飛んできて胸をえぐるのです。しかし、緊張感溢れる中でゲームに集中していく感覚というのは、紛れもなく『FFXIV』の魅力のひとつだったりします。
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ギスギスとは縁遠い雰囲気だったとしても、ミスするかしないかの緊張感は難易度の高さあっての楽しさというものです。初めてクリアしたときは画面の前で思わず「よし!」と声を出したり、ときにはガッツポーズしたり、チャットにも「よっしゃあああああああ!」という感じで現実のハイテンションが反映されることだってあります。即死ギミックを華麗に対処してノーミスでクリアしたときは「俺上手くなってる!」と実感できるものです。
それにギスギスだけじゃなくて、親切な人が多いのも事実なんです。例えば、メインクエストで終盤に訪れる8人用のコンテンツに参加し、パーティが揃って突入したと思ったらヒーラー2人が無言で即離脱したことがありました。これは解散かな……と思ったのですが、装備は整っているので6人のまま挑戦してみようと言い出す人がいて、試しにやってみたらそのまま余裕でクリア。道中も「意外といけるねw」「このボスはきつそうだな~」なんて言いながらワイワイと賑やかでした。
とはいえ、キレイなところだけお伝えしても仕方がないですし、筆者がサービス開始から今日までの約1年8ヶ月、ほぼ毎日プレイして実際に出会ったエピソードを紹介していきましょう。
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