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『風ノ旅ビト』のクリエイターが送るPS4/PC向けタイトル『ABZU』ですが、E3の会場でプレイする機会がありましたので、どのようなゲームなのかプレイレポを交えご紹介します。
『ABZU』は、ゲーム開発会社Giant SquidのMatt Nava氏がディレクションを務める海洋アドベンチャーゲームです。Nava氏は、『風ノ旅ビト』のアートディレクターを務めた人物でもあり、今作でもその特徴的なグラフィック表現が存分に活かされています。このゲームは、多くの海洋生物が生息する海中を散策しながら、深海に眠る大きな謎を解明していくというもの。『風ノ旅ビト』と同じく、ゲーム中ではセリフが一切なく、エコーを用いてドローンや海洋生物とコミニュケーションをとりながらゲームを進めていきます。
E3で体験できたプレイアブルデモでは、海底を360度自由に泳ぎ回り、故障してしまったドローンを修理したり、魚の群れと一緒に泳いだりしながら資源を探しに行くという内容でした。ゲーム中では、自由に泳ぎ回る魚だけでなく、近づき呼びかけることでプレイヤーを運んでくれるウミガメやエイといったバラエティ豊かな生き物と触れ合うことができます。しかし、友好的な生き物だけでなく、サメなどのプレイヤーに襲いかかる生き物たちに遭遇することも。
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修理したドローンは、海底の砂に埋もれた資源の発掘などでプレイヤーをサポートしてくれます。また、サメに襲われた際に身代わりになってくれたりと、非常に頼りになる存在です。
この『ABZU』は、ディレクターのNava氏がカリフォルニアの海で体験したスキューバダイビングの経験がもととなっているそうで、その時に感じたさまざまな思いをゲームに落とし込んでいるとのこと。海を自由に泳ぎまわり、多くの発見や海の生き物たちとの触れ合う一方で、自然界の厳しさもプレイヤーは体感していきます。
日本でのリリース予定について開発者に尋ねたところ、日本の多くの人が『風ノ旅ビト』を愛してくれているのは知っているとし、セリフがないために比較的ローカライズが容易であることもあり、日本でのリリースは視野に入れて動いていると語ってくれました。気になる国内の発売時期は、2016年初頭のリリースを目標としているそうです。美しくも厳しい深海の世界へ日本のユーザーが誘われるのも、そう遠くはないようです。