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FreejamのOrcun Adsoy氏
英国インディースタジオFreejamが開発する、サンドボックス型マルチプレイシューター『Robocraft(ロボクラフト)』。過去にGame*Sparkとインサイドでもスタートガイド記事を掲載し、日本でもじわじわプレイヤーが増えているというタイトルです。
ロサンゼルスで開催されたE3 2015会場にて本作がひそかに展示されていたので、担当者に近況を聞いてきました。取材に応じてくれたのは、以前gamescomでもインタビューを行った、気さくなコミュニティーマネージャーのオツン氏。日本語ペラペラです。
今回『Robocraft』が展示されていのは、ゲーム系ポータルサイトやツールを提供するCurseのブース内。今年5月、『Robocraft』がCurse Voiceと呼ばれる同社のボイスチャットクライアントと連動したため、その宣伝も兼ねてということでした。ゲーマー向けボイスチャットソフトと言えば、VentriloやTS3、Mumbleが主流ですが、Curse Voiceでは仲間内だけでなく、同じゲームを遊ぶ知らないプレイヤーとも容易にコミュニケーションできるのが特徴。同ブースに展示されているMOBA『Smite』も対応タイトルのひとつです。
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『Robocraft』の近況としては、10VS10のクラシックモードやチャレンジモードにつづく新たな「バトルモード」が実装。タワーや拠点制圧の要素を持ち、7VS7のチーム戦が楽しめるいわゆるMOBA風のモードです。また今年2月には、高Tierの巨大メガボットがアップデートで利用可能になったのも見逃せません。オツン氏によると、近日配信するアップデートで、このメガボットが「バトルモード」でも使用可能になるとのこと。以前に比べ遊びの幅は着々と広がっているようです。
『Robocraft』が今後目指す方向についても聞いてみました。なんでも、e-Sports分野への進出を狙うべく、プレイヤースキルを基にしたRankedシステム導入を検討中で、チームの勝敗だけでポイントが増減するのではなく、たとえチームが負けても個人成績が優秀ならポイントが得られるような仕組みも視野に入れているそう。さらに、近い将来、仲間同士でクランを結成できるシステムやクラン同士での7VS7バトルを実装したいと考えているのだとか。
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少し余談になりますが、『Robocraft』のコンソール展開の話をふってみたところ、オツン氏は「PC版がしっかりと完成するまで移植は一切考えない」と一蹴。またアルファ版からベータ版への移行時期に関しても「神のみぞ知る」という回答でした。
オツン氏は最後に、Freejamがユーザーフィードバックをいかに重要視しているか熱く語っていました。ゲームに要望のあるロボクラフトプレイヤーは、日本公式Twitterやフォーラムに意見を寄せてみてはいかがでしょうか。