『艦これアーケード』は、筐体から払い出される「艦娘カード」を集めて自艦隊を編成し、敵艦隊の潜む海域に挑む「艦隊型育成カードゲーム」です。艦娘たちは3DCGで登場し、迫力の戦闘を展開。艦娘たちを操舵輪と船速レバーで自由に操作し、リアルタイムに戦闘が行われる「砲雷撃戦システム」や、リアルなカードと3Dで表現される魅力満載の艦娘たちが魅力です。
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稼動は今秋を予定。プレイ料金はまだ発表されていませんが、予め「GP」と呼ばれるゲーム内クレジットを購入し、ゲームをプレイすると「GP」が消費していく仕組みになっています。
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今回出展されていた筐体は、今秋の稼動に向けて開発が進められている最終版で、公式サイトいわく「操作性とクオリティを大幅に向上!さらに深化したシステムで現在開発最終段階」なのだとか。なんとも期待が膨らむ表記ですが、その実情は「前とは別物」でした。
◆ファーストインプレッション
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「JAEPO 2015」版は「ブラウザ版をベースにアニメ演出を入れた」という印象でしたが、今回プレイしてみたところ、「ブラウザ版をベースにアニメ演出を入れ、さらにシミュレーション要素を強めた」という印象に。詳細は後述しますが、前回プレイした時とは比べ物にならないほど“ゲームとして面白い”内容になっており、まさにシステムが深化しています。
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また、映像表現や細かな操作性のクオリティも確かに向上。ぱっと見の印象こそ変わっていませんが、ロケテストや「JAEPO 2015」時の『艦これアーケード』とは別物でした。
◆ブラウザ版のシステムを追加
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新たに「建造」「開発」「入渠」「装備変化」が追加されました。各機能はブラウザ版と同じですが、「建造」が追加されたことにより、出撃しなくても艦娘を手に入れることが可能に。各機能で使用する資材は、「GP」の購入で補充されるほか、ログインボーナスの様な形でも補充される予定。資材の貯蔵上限は、司令部Lvによって変化します。
なお、レシピなどはブラウザ版とそれほど変わらないそうで、今までブラウザ版で培ってきた知識は、アーケード版でも活かすことができそうです。
◆プレイ料金の変化
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「GP」の消費部分が一部変更され、海域への出撃のみ時間消費ではなく、買い切りに変更されました。例えば「カムラン半島」に出撃するには200GPが必要で、出撃後は「GP」を消費せず、制限時間である4分間プレイすることができます。
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ただし、提督室では従来どおり1秒につき1GPを消費するため注意が必要……なのですが、「操舵輪」を回転させることで、提督室のカメラを回すことが可能に。つまり、3DCGとなった艦娘を様々な角度から見ることができるのです。ゲーム攻略とは直接的に関係ありませんが、この機能は脅威です。
◆戦闘システム
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今回もっとも変化したのが戦闘システムです。「JAEPO 2015」版ではRPGのアクティブターンバトルのような印象を受けましたが、今回はリアルタイムストラテジーのようなシステムに。本稿では、その基本概要を「位置関係」と「攻撃」の2項目に別けて説明します。
■交戦形態
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「操舵輪」と「船速レバー」で自由自在に移動できるシステムは変わりませんが、ブラウザ版と同じく“反航”“T字”“同航”といった「交戦形態」が追加され、「陣形」変更も可能に。さらに攻撃方法が「主砲」「副砲」「魚雷」「航空攻撃」の4種類になり、各攻撃には「射程距離」の概念があるため、位置関係が重要になりました。
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また敵攻撃の弾着地点が表示されるようになったため、移動して回避することも可能に。ただし、移動速度によって艦隊の「疲労度」が上がってしまうため、状況に応じてスピードを調整する必要があります。
■攻撃
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「砲撃」ゲージのUIが見直され、画面中央右側に各艦娘の状況が表示されるように。ここのゲージが溜まると、「主砲」で攻撃することができます。また、各攻撃の着弾位置を大まかに指定することも可能になり、敵の行動を先読みして指定すると、命中率が向上します。
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『艦これアーケード』は今秋稼動予定です。
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記事提供元: インサイド