海外メディアEurogamerより、任天堂・宮本茂氏と手塚卓志氏の両名が『マリオ』シリーズを語るデベロッパー映像が公開されました。2Dプラットフォーマーの伝説的ステージとも言える、『スーパーマリオブラザーズ』ワールド1-1のデザインにも焦点が当てられています。
宮本茂氏によれば、『スーパーマリオブラザーズ』では「大きいマリオ」の手応えを効果的に押し出すために、「小さいマリオ」をプレイヤーに向けて用意したとのこと。小さいマリオが大きくなるための“魔法のアイテム”を考えた末、「森にある怪しいキノコしかない」との結論に至ったようです。
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ワールド1-1の開幕から現れるクリボーや「ハテナブロック」の配置についても言及しており、「スーパーキノコ」をどのようにしてプレイヤーに与えるか、巨大化した「スーパーマリオ」のプレイフィールを序盤から伝達するためにどのようなデザインを施したのか、と言った設計思想が語られています。更に、映像中盤からは3D化した『マリオ』のアニメーション制作における重要なポイントも解説されています。
更に手塚卓志氏による『スーパーマリオメーカー』実演プレイ映像も披露されています。ステージを進みながらゲームを設計する様子は、同作を待ち望むファンや2Dアクションゲームを好む方にとっても興味深いものと言えるのではないでしょうか。