先週の東京ゲームショウ2015のインディーゲームコーナーに出展された、インディーデベロッパーAckk Studios開発のRPG『YIIK A Postmodern RPG(YIIK ポストモダンRPG)』のハンズオンプレビューをお届けします。
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本作は、1999年の20世紀末を舞台に9人の一般人が、異なる次元からやってきた黒幕に巻き込まれるというものです。ブース担当者によれば本作の日本語化も進行中で、TGS 2015版では一部のインターフェイスなどが翻訳されており、日本語音声の実装は現在は検討中とのこと。
このグラフィックは、当初SFCのような16bit風になる予定でしたが「もし『Mother』の続編がN64で登場していたら?」ということを考え、最終的には初代PlayStationやN64のゲームの雰囲気を合体させたようなものとなったようです。
8月に公開された戦闘システム紹介映像
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戦闘システムは、ターンベースRPG風ですが攻撃時や防御時にミニゲームを導入しています。そのため、戦闘終了まで多少時間がかかりますが戦闘のテンポを変えるスキップとスロー機能を備えており、それらを活用することによってテンポ良くすすめることが可能です。戦闘時のミニゲームはかなり独特で、連打や押し込みの簡単なものもあれば2Dアクションなものもあり多彩なものとなっています。
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全体のゲームプレイは30時間ほどになる予定で、全クリア後にはレベルを引き継き可能な“ニューゲームプラス”が追加されます。これは、レベルによっては全ての人物を助けることが出来ないことに加えて、救出した人物によってエンディングが変化するためです。また、サウンドには『聖剣伝説』シリーズの作曲を手がけた菊田裕樹氏が参加しています。
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TGS 2015版では、ウインドタウンにやってきたアレックスとヴェラ、そしてマイケルの3人がある人物の足取りを追うというストーリーを体験。敵とのエンカウントは待ちゆく人と話すことで戦い、勝利することでヒントを得られます。探していた人物であるローリーと出会い、彼の足取りを追っていくところでデモ版は終了しました。
本作はPS4/PS Vita/Wii U/PC向けに、今冬に発売が予定されています。
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