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今回の「海外ゲーマーの声」では、アージュが発表したビジュアルノベル『マブラヴ(Muv-Luv)』のKickstarterに対するユーザーの反応を紹介します。『マブラヴ』とその続編『マブラヴ オルタネイティヴ』を英語圏向けに配信するこのクラウドファンディングキャンペーンは開始8時間で25万ドルの目標金額を達成し、ビジュアルノベルファン層から大きな支持を獲得していました。
発表当時には海外フォーラムNeoGAFでは「名作ビジュアルノベル作品のひとつが西洋向けに配信される」「Vitaでビジュアルノベルを遊べるのは最高にうれしい。ストレッチゴールに届いたらチェックしておくよ」と熱烈に歓迎する声が寄せられていました。
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本作Kickstarterキャンペーンの始動を心から待ち侘びていたユーザーからもコメントが届けられており、改めて海外向けにリリースされる日本産ビジュアルノベルが期待視されていました。一部ではローカライズクオリティーに対し「あまり翻訳の評判が良くないと聞いていたので、ちょっと心配している」とも語られていましたが、強く不安視しているユーザーは目立っていません。
また、中には「ここ数年間のビジュアルノベル作品シーンを観測してきた」と語る海外ゲーマーも。このゲーマーが伝えるところによれば、海外Webサイト「JAST」や「Mangagamer」そしてファン翻訳プロジェクトの爆発的な活動によって2009年から2011年に大きな盛り上がりが見られていたとのことです。その後ムーブメントは落ち着きを見せ、2014年から海外において「ビジュアルノベル作品の再興期」と呼べる、新たな隆盛を感じられる時代が到来したと分析。しかしながら、シーン削除や変更要素に警戒しているとも語っていました。
海外ゲーマーにとって日本産ビジュアルノベルはメジャージャンルでないと言えども、PC版配信の決定には概ね好印象な様子。しかしながら、日本語版原作や有志翻訳版などをプレイ済みのユーザーからは原作を尊重したリリース対応が求められており、ローカライズや表現規制も関連するセンシティブな反応も見られていました。