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このスレッドを投稿したユーザーがまず槍玉に挙げたのは、『ロックマンX』の敵キャラクター“イレギュラー”達。海外では“Mavericks”と呼ばれるボスですが、投稿者にとって「LAUNCHER OCTOPULD(ランチャー・オクトパルド)」や「SHINING TIGERD(シャイニング・タイガード)」と言った名前はかなり異質に感じられたとのことで、「日本語版の名前を純粋に知りたい」とコメントされていました。概ねすべてのキャラクターは直接的な翻訳で海外向けにリリースされていましたが、これらのネーミングセンスを踏まえつつも「Queenbee the Hymenopteroid(カイゼミーネ・ザ・ワスプロイド)」は個人的にもお気に入りのボスキャラクターだそうです。
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そして他のユーザーは『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』から「ホット・コールドマン」「パシフィカ・オーシャン」、最新作『METAL GEAR SOLID V: The Phantom Pain』から「スカルフェイス」などを列挙。シリーズを通した重要キャラクター「ビッグボス」の名前でさえも、「彼らと同じゲームに出てなければおかしなネーミングに思えただろう」と語られていました。また、小島監督作品では『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』主人公の「ディンゴ・イーグリット」についても、「『ANUBIS』がお気に入りのゲームであろうがなかろうが、ひどい名前です」と辛口評価。タイリクオオカミの「ディンゴ」と白鷺を意味する「イーグリット」から着想を得られたと思しき彼ですが、「名前はヘンだけどイイヤツ」といった声も寄せられています。
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また、任天堂看板作品『ポケットモンスター』からは「Cofagrigus(デスカーン)」が例に挙げられており、「日本語版の名前は最高にカッコいい」と不思議と好評を得ていた様子。「オリジナル名が意味しているのは“死の棺桶”。だけど私達が遊ぶ『ポケモン』だと“Cofagrigus”だ。ひどいネーミングセンスだし、オンライン交換だと検閲されるんだぞ!」と、ある種の実害も含められた不満が届けられています。名前に含まれる“Fag”のフレーズが英語圏での差別用語に当るとのことで、プレイヤーはニックネームの変更を余儀なくされるのだそうです。
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他にも、『ポケモン』からは「Umbreon(ブラッキー)」という一例も。様々な配慮の末に生み出された海外版名称ですが、英語圏ユーザーにとってはかえって滑稽に受け取られるケースがあるようです。