『ドラゴンクエストX』は、国民的RPGシリーズ『ドラゴンクエスト』のナンバリング最新作で、初のオンライン専用タイトルです。現在は「竜族」が登場する新たな世界で物語が繰り広げられるバージョン3.1が展開中。Wii U/Wii/3DS/PC/一部Android向けスマートフォン・タブレットでプレイ可能となっており、今後はPS4や任天堂の新プラットフォームであるNXにも対応予定です。
国内最大級のユーザー数を誇るMMORPG『ドラクエX』ですが、2015年11月17日頃にチート(データを改ざんする不正行為)を行ったプレイヤーがアカウントを停止されたこと、また、その経緯などの詳細がSNSなどを通じてユーザー間に出回ったことについて、プロデューサーである齊藤陽介氏が「重大な問題である」として「不正行為および、それを拡散する行為について」というコメントを翌18日に発表しました。
齊藤プロデューサーは、今回のチート行為発覚で、不正行為に関与した20アカウントを対処した上で、引き続き調査中であるとしています。また、SNSなどで出回っている噂は事実ではなく、簡単にゲームデータの改ざんはできないので、インターネット上の噂を安易に信じないでほしいとの注意もあわせて綴られています。
今回の件でインターネット上にあがっている話題には、多くの虚偽情報があることも確認しています。ゲームのデータを簡単に改ざんできるような情報がまことしやかに流れていますが、そのような事実はありません。インターネット上での情報を安易に信じることの無いようにご注意いただけたらと思います。
今回の件では、プレイログを遡り、不正行為への関与を確認した20アカウントを対処しており、引き続き調査を継続しています。本件に関わらず、現状発見済みで修正されていないデータの改ざんはないため、その点もご安心ください。
また、今回の件は非常に悪質なものであるため、情報を取りまとめたうえで、警察に相談します。
※引用元:ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト「目覚まし冒険者の広場」トピックス
「正行為および、それを拡散する行為について」より
http://hiroba.dqx.jp/sc/topics/detail/65cc2c8205a05d7379fa3a6386f710e1/
今回の件では、プレイログを遡り、不正行為への関与を確認した20アカウントを対処しており、引き続き調査を継続しています。本件に関わらず、現状発見済みで修正されていないデータの改ざんはないため、その点もご安心ください。
また、今回の件は非常に悪質なものであるため、情報を取りまとめたうえで、警察に相談します。
※引用元:ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト「目覚まし冒険者の広場」トピックス
「正行為および、それを拡散する行為について」より
http://hiroba.dqx.jp/sc/topics/detail/65cc2c8205a05d7379fa3a6386f710e1/
スクウェア・エニックス アカウントの規約によると、バグやチートを利用した不正行為は、最悪の場合、アカウントの永久停止処分となります。また、内容によって規約とは別に、警察に相談の上、違法行為として処罰される可能性があります。チートを「試みる行為」がゲームを運営するサーバーに想定外の負担をかけるなどすれば、それは立派なサイバー犯罪にあたります。もちろんチートを実際に利用することで、ゲームの運営会社はもちろん、他のユーザーにも多大な迷惑をかけることになるため、罪が重くなる可能性も否めません。
齊藤プロデューサーは「これからも不正行為の取り締まりは厳しく行ってまいります。また、皆さんに安心して遊べる環境を提供するべく、尽力してまいります」とコメントを締め括っており、違法行為に毅然とした態度で臨む運営方針を強調しました。
ちなみに『ドラクエX』では、2015年2月にRMT(リアル・マネー・トレーディング)をほう助するウェブサイトを運営していた男性が商標法違反の疑いで逮捕されています。現在の日本の法律ではRMTそのものを取り締まることはできませんが(スクウェア・エニックス アカウントでは規約違反にはあたります)、同サイト上にゲームの商標に酷似したロゴが使用されていたために逮捕に至りました。
また、今回と同じ「チート行為」ではネクソン運営の『サドンアタック』で未成年3人が電子計算機損壊等業務妨害容疑で書類送検、類似ケースで「不正アクセス」ではガンホー・オンライン・エンターテイメント運営の『パズル&ドラゴンズ』で未成年2人が不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検されており、オンラインゲームおよびソーシャルゲームを運営する各社は、各違法行為を厳しく取り締まる姿勢を取っています。
このように「たかがゲーム」と軽い気持ちで違法行為に手を染めることで、最悪の場合、逮捕に至るケースも少なくありません。違法行為は絶対に行わないようにしてください。
記事提供元: インサイド