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2015年は、驚くほど多くのシューティングゲームがSteamで発売された年です。全くの新作もあれば、コンソールからの移植や名作の復活まで、多彩な作品がPCプラットフォームに進出を果たしました。Game*Spark編集部が、それら作品からオススメの10本をピックアップしてご紹介します。年末年始の連休中、ウィンターセール中に、じっくりプレイを検討してみてはいかがでしょうか。
■『アスタブリード』
本作は、えーでるわいす開発のロボットシューティングゲーム。プレイヤーは、人型兵器「クロスブリード」を操るロイ・ベケットとなり、敵の異星文明「ファイルーン」本拠地「移動惑星」へ攻撃を仕掛け戦うというもの。広範囲/狭撃ショットとロックオン、そしてブレート(近接攻撃)を駆使して闘うアクション要素と、自機の体力はゲージ式を採用すると共に自動回復があるため倒されにくいのが特徴。リッチなグラフィックとストーリー性のある会話、ド派手な演出が揃っているため、初めてシューティングに触れてみるユーザーにもオススメと言えるタイトルと言えるでしょう。
■『ESCHATOS』
2011年に公開されたXbox 360版トレイラー第2弾
本作は、新作『ナツキクロニクル』や『ギンガフォース』の開発を手掛けるQuteのシューティングゲーム第1弾。元々は、2011年にXbox 360でリリースされた縦スクロールのシューティングゲームの移植版で、3D空間を生かした上下左右に動くカメラ演出が特徴です。弾幕STGは、大量の弾の間を避けることが醍醐味ですが、弾を防御できるシールドで耐えしのぐことが特徴。難しすぎない難易度から、初心者にオススメのタイトルです。なお、同スタジオが過去に手掛けた『JUDGEMENT SILVERSWORD -Resurrection-』はSteamでも配信されています。
■『虫姫さま』
本作はケイブが2004年にアーケードで稼働したタイトルを、PC向けに追加要素を加えてリリースしたシューティングゲーム。プレイヤーは、疫病が蔓延した村を救うためにレコ姫を操作し、甲虫達が住む森へ向かうというもの。ゲームモードには、弾が少なく初心者もプレイしやすい“オリジナルモード”と、弾速の遅い弾幕がプレイヤーを襲う“マニアックモード”、画面上のありとあらゆる敵から弾が飛んでくる弩極難易度の“ウルトラモード”の3種類を備えています。初心者には難易度的にオリジナルモードからプレイすることもオススメですが、ある程度STGに慣れているユーザーなら弾幕を味わえるマニアックモードからプレイしてみるのもオススメです。
■『Redux: Dark Matters』
本作は、2014年にPC向けにリリースされたKTX Software開発の横スクロールシューティングゲーム。2067年を舞台にプレイヤーは“Space Force”に所属するパイロットとなり、悪の機械帝国から世界を救うというもの。自機のパワーアップはミサイルや反射レーザーなどが用意されており、敵の攻撃を一部吸収できる能力もいつでも発動出来ます。ゲームプレイ内容は、弾幕シューティングではなく旧来のSTGに近いものとなっており、パワーアップから敵弾を防ぐことが出来るので全体の難易度は比較的低めです。そのため、これからSTGに手を出して見ようと考えているユーザーにはオススメのタイトルと言えるでしょう。
■『宇宙戦士ガラクZ(Galak-Z: The Dimensional)』
本作は、17-BIT開発のローグライク全方位シューティングゲーム。プレイヤーは、パイロットのA-Takとなり可変戦闘機GALAK-Z FIGHTERを操ることでミッションを遂行します。キャラクターやロボデザインが70/80年代の日本のアニメにインスパイアされており、「マクロス」の板野サーカス風なミサイル表現が描かれることも特徴の一つです。自機は、戦闘機形態から人型へ変形することも可能で、変形時には近接武器による攻撃の他にも、付近に漂う小惑星などを掴むことで敵に投げつけることが出来ます。一風変わったSTGですが、海外で違う進化を遂げたシューティングゲームとしてSTGファンにも勧めたい一本です。
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