本作で使用されるデッキには、それぞれ特徴が異なる6つの陣営が用意されており、TCGのようにカスタマイズが可能。ゲームはデッキから将棋やチェスで言うコマ(ミニオン)を召還したり、「スペル」というカードで支援を行いつつ、相手の大将ミニオンを打ち倒すことが目的となっています。
カードの使用には『ハーススーン』や『マジックザギャザリング』同様にマナを消費する必要があり、強いカードはコストが高いのですが、遠距離から攻撃可能なミニオンによる袋叩きや、スペルによる瞬殺といったことが可能なため、カードの強さよりも見極めや戦略が重要となっています。
本稿では、そんな『Duelyst』のプレイレポートをお届けします。
◆体験レポート
基本的な操作やスペルとミニオンの組み合わせを学べるチュートリアルを全て体験し、対人戦をプレイ。ゲームはまず、基本ベースとなる陣営のカードから、「中立カード」と呼ばれる陣営を組み合わせて自分のデッキを作るところから始まります。
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今回のレポートで使用した陣営は独特なものが多い中、多数のミニオンを召喚する数の暴力で戦うといった戦法や、自軍のミニオンが破壊されることで力に変えるといった特色を持つ「Abyssian」をベースにデッキを構築しました。
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「Abyssian」の陣営には、前途のように複数の低レベルミニオンを一度に召喚するといったスペルや能力をもったミニオンが多数存在しています。これらにより数の暴力で勝利を勝ち取る手段もありますが、「Abyssian」では味方のミニオンが死ぬことで能力を発揮、強化するものも多数存在しています。この特色はこちらのミニオンを破壊するという行動を取りにくくさせる心理的効果があります。
実際のプレイでも、「味方が死ぬことで体力と攻撃力が増加する」という特殊な能力をもつミニオンを召喚し、事前に召喚しておいた貧弱なミニオンをあえて敵にぶつけて死亡させることで、味方を凶悪なほどにパワーアップさせて勝利を収めることができました。
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この他にも、堅実に力を蓄えて戦っていく「Lyonar」やスペルとの合わせ技やコンボを得意とする「Songhai」の他、強力なスペルによる支援を得意とする「Songhai」、序盤から高火力ミニオンを展開させられる「Songhai」と戦況維持能力が高い「Vanar」といった魅力たっぷりで、遊び方がまったく異なる陣営が存在しています。
◆まとめ
惨敗しつつも、遊んでみた印象としては、やはりカードゲームという部分があるためか、勝利にはカードの引きといった“運”の要素が少なからずありました。しかし、それ以上に重要なのは「今、こちらは何ができて、相手は何ができるのか。そして最善の策は何か」といった部分でした。ボードゲーム的なデザインでもありますが、コマのいち取りはそれほど重要ではなく、ポンポンと気軽にコマを進められる点はなかなか。
特にプレイしていて楽しかった点は一件貧弱に見えるミニオンがスペル、あるいは特殊能力によって圧倒的な存在感を見せる瞬間です。そしてそこまで成長させたミニオンが相手の凶悪なコンボによって沈んでいくのも、また驚きがあり、よく考えられていると唸らせられる部分でした。
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ちなみに本ゲームの対戦はレベル別によるマッチングで行われ、対戦では基本的に初期デッキがベースとなるため、カードのレアリティに勝敗が左右されることはほぼなく、始めてすぐでも楽しめます。新たなカードを得たいという場合は一定レベルまでのプレイの他に、課金あるいはゲームを重ねることで得られるゲーム内通貨でガチャを回すことで新たなカードをゲットできます。
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本ゲーム『Duelyst』はインストーラーによるプレイを推奨していますが、Google Chromeに限り、ブラウザからアクセスして楽しむこともできますので、外出先でもふとしたタイミングでプレイするという遊びもいいかもしれませんね。
ゲームは英語となっていますが、有志による日本語WIKIの他、分かりやすいチュートリアルがあり、基本無料で遊べますので、気になる方は一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
記事提供元: インサイド