※UPDATE(2016/06/14):E3 2016プレスカンファレンスにて発表された最新映像と発売日を追記しました
※UPDATE(2016/05/28):本作の新情報が海外ゲーム誌にて伝えられたため、判明したディテールを追記しました。
PS4のファーストタイトルであり、2016年の大型タイトルのひとつとして期待されている『人喰いの大鷲トリコ(The Last Guardian)』。2009年のE3で発表された本作は、現在まで延期を繰り返し、開発が長期間にわたっています。2015年のE3では、プラットフォームの変更を含む続報がようやく届いたものの、それ以来ふたたび沈黙を守っている状況。そこで本稿では、公式サイトや過去に報じられた記事などを参考に、現時点でわかっている『人喰いの大鷲トリコ』のディテールをまとめてお送りします。
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■発売日
- ・国内で2016年12月6日に発売予定。
■価格
- ・Blu-ray Disc 通常版:希望小売価格:6,900円+税
・Blu-ray Disc 初回限定版:希望小売価格:6,900円+税
・ダウンロード版:販売価格:6,900円+税
・レーティングは未発表。
■限定版/予約特典
- 数量限定で以下のアイテムが付属。
・PS4用ソフトウェア『人喰いの大鷲トリコ』
・BRUTUS 編集スペシャルブックレット
・スペシャルボックス
・人喰いの大鷲トリコ PS4テーマ ダウンロードコード
・ミニサウンドトラック ダウンロードコード
発売日より前に予約すると入手出来る特典。
・発売日の午前0時からプレイ可能
・通常価格より1,080 円(税込)安く販売
・早期購入特典として「人喰いの大鷲トリコ PS4テーマ」、「ミニサウンドトラック」が付属
■対応機種
- ・PlayStation 4
・発表当初はPS3だったが、2015年6月にPS4に変更された。
・SCEWWSプレジデントの吉田修平氏は、Game*Sparkとインサイドによるインタビューでプラットフォーム変更について以下のように述べている。
「去年から特に順調になってきています。それまではPS3で技術的に苦労していて、当初PS3で発表した際もエンジンでは動いていたのですが、実際は動作が重く、動画用にフレームレートを上げていました。パフォーマンスを上げたり、機能を減らすなどして非常に苦労しています。そうしているうちにPS4の足音が聞こえてきて、開発環境も変わってきたので、これはPS4で作るしかないと。しかし特殊なCPUを持つPS3ですでに作りこんでいたのもあって、PS4に移行すると決まってからもかなりの時間を要しました。
それでも去年からは良い感じで開発が進んでいて、今回の発表はビデオをお見せしましたが、デモは実際にあのフレームレートで動いているんです。ただアドベンチャーゲームということで見せるのに時間がかかったり、トリコはAIで動いているので思ったように動いてくれなかったりする可能性もあるので、短時間でしっかりお見せするためにビデオにしました。」
■開発体制
- ・最初に発表されたのは2009年のE3。
・名作『ICO』や『ワンダと巨像』を手掛けた上田文人氏がディレクターとゲームデザインを担当。
・上田氏は、2011年頃にSCEを退社、現在は外部契約として『人喰いの大鷲トリコ』に携わっている。
・上田氏は2015年に新スタジオ「genDESIGN(株式会社ジェン・デザイン)」を立ち上げた。
・上田氏は現在「genDESIGN」の立場で『人喰いの大鷲トリコ』の開発を行っている。
・発売元はソニー・インタラクティブエンタテインメント。
■開発状況
- ・2015年11月、GameSpotによるインタビューで、SCEWWSの吉田修平氏は「開発は順調に進行している」「発売まで何も見せたくない、という訳ではない」「新情報の公開にある程度の制限を設けている」などと伝えている。
・正式発表されていないものの、海外ゲーム誌EDGEの2016年7月294号におけるインタビューで上田文人氏が「ゲームの発売を迎える年なので、少し不安はあるが非常に興奮している」と述べている。
■さらなる発売延期
- 2016年9月12日に、当初の2016年10月25日から2016年12月6日への発売延期が発表。SIE WWSのプレジデント吉田修平氏より以下の声明が伝えられた。
「2016年10月25日(火)に発売を予定していた『人喰いの大鷲トリコ』ですが、開発チームの思い描く体験をお届けするにはもう少し時間が必要だと判断し、発売日を2016年12月6日(火)に延期することにいたしました。
ゲームデザイナー上田文人氏、gen DESIGN、そしてSIE ワールドワイド・スタジオ JAPAN Studioが『人喰いの大鷲トリコ』に込めたビジョンは、壮大かつ大変素晴らしいものです。しかしながら、開発の最終段階で予想以上のバグが発生しており、これらに対処し、 『人喰いの大鷲トリコ』の開発チームの思い描く体験をお届けするには、時間が足りないとの決断に至りました。
長きに渡り支えてくださっている多くのファンの皆様にはもう少しお待ちいただく事になりますが、引き続き全力で開発に取り組んでまいりますので、皆様のご理解と変わらぬご支援の程何卒よろしくお願いいたします。
発売に向けて、新しい要素などをお披露目していきますので、ご期待ください。」
■ゲーム内容
- ・遺跡を舞台としたアクションアドベンチャーゲーム。
・「少年」と「大鷲 トリコ」の物語が描かれる。
・プレイヤーは少年を操作し、トリコと協力してステージを進めていく。
・トリコへの指示は非常にシンプルなシステムになっており、簡単に操作が可能
・少年の動きにトリコが反応する。
・トレイラーでは、縦長なステージを確認することができる。
・少年とトリコには信頼度という概念があり、目的地への行き方は複数存在。
・敵や他のキャラクターも登場する。
・謎解きにも使用する鏡付きシールドが登場。
・ゲームが進行するとトリコと主人公の関係が強まる。
・トリコの気分で目の色が変化。
■トリビア
- ・TGS 2015やPlayStation Experience 2015で、トリコの実物大インタラクティブAIデモが展示された。
・genDESIGNのサイトでは『人喰いの大鷲トリコ』のコンセプトアートなどがいくつか掲載されている。
■映像
・インタラクティブAIデモ @PSX 2015
・デビュートレイラー
・2016年5月公開のIGNによるプレビュー/上田氏インタビュー映像
・E3 2016トレイラーの日本語版
■カバーアート
- ・海外ゲーム雑誌EDGE 2016年7月294号
You can order a copy of E294, featuring The Last Guardian on the cover, here: https://t.co/lN2xJaYrxY pic.twitter.com/i75V2qnQcn
— Edge (@edgeonline) 2016年5月26日
・日本語版のカバーアートと初回特典の紹介画像
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※本記事は正式発表や新しい情報が見つかり次第、随時アップデートしていく予定です。