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2016年4月6日より配信が開始された『Fallout 4』の第1弾ダウンロードコンテンツ「Automatron」。そのPlayStation 4版プレイレポートをお届けします。
■ロボ軍団を解き放つ「メカニスト」を討て!
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「Automatron」は、『Fallout 4』のメインストーリーとは別に、新たな物語や要素を追加する追加コンテンツの第1弾。主人公が旅するウェイストランドに凶悪なロボット軍団が出現し、人々を襲い始めます。そんなロボットたちを統率するのは、メカニストと呼ばれる謎の人物で、プレイヤーはこのメカニストの悪事を阻むべく立ち向かっていく、というストーリーです。なお、「Automatron」のコンテンツを楽しむには本編でレベル15以上のセーブデータが必要となるので、あらかじめ注意しておきましょう。
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注目すべき新要素のひとつ「ロボットの改造」を行うには、本DLCのストーリーを開始する必要があります。クエストの開始方法は、新たに受信する救難信号をPip-Boyのラジオ画面で聞いてから、所定のロケーションに赴くだけ。あとはクエストに沿ってゲームを進めれば、各拠点のワークショップ画面から「ロボット作業台」が置けるようになります。
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ラジオを聞いて新クエストをスタートさせよう
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ロボット作業台。自分の拠点であれば設置可能だ
■「改造」で自分好みのロボットを作れ!
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本DLCのキモはやはり「ロボットの改造」ですが、この要素はキュリーなどの既存コンパニオンの改造はもちろん、新規に作成することも可能です。イチから作る場合、作中に登場するMr.ハンディやアサルトロンなどのパーツをベースとして選ぶため、自分好みの見た目にこだわってしまいます。「これかっこいいな、いやでもこっちもいいな」などと考えていると、あっという間に時間が過ぎます。各部位のアーマー、両手にそれぞれ設定可能な武器、ペイントやボイス機能など、選択肢は膨大。加えて、作成したロボットをコンパニオンとして連れていかない場合はその拠点に駐留するため、敵の襲撃の際は心強い味方になってくれるはずです。
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「Automatron」では新しいユニーク武器や防具も追加されており、お気に入りのアイテムを探してみてもいいかもしれません。また、ロボットコンパニオンを回復するためのアイテムとして「ロボット修理キット」が新たに導入されています。通常のコンパニオンに使う「スティムパック」と同じ要領で使用できます。
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ロボット修理キットで、ロボットを回復させよう
各パーツの重さは一律0.5と軽く、銃器Modと同じカテゴリーに入れられます。ただし、なにせ数が多いうえに上記で触れたように素体のベースごとにつけられるパーツがあるので、管理が少々億劫に感じられるかもしれません。また、警戒ロボットの走行部をロボットに取り付けると、狭い道が通れなくなることもしばしば。そのため、自分が向かおうとしているロケーションによってどのパーツを使ったら良いか考える必要があります。ちなみに、ロボットのパーツは、メカニストのロボット軍団のほかに、ロボットを使役するレイダー集団「ラストデビル」からも手に入ります。
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敵ロボットを倒すと、胴体や腕、頭部などのパーツが手に入る
■新たな友(ロボ)と歩む荒廃した世界
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よりSF感も強くなっている
「Automatron」には上述した細かな不満点もありますが、新要素のおかげもあって、プレイしているとやはり最終的には「楽しい!」と実感できました。私個人は今回追加されたクエストをのんびりやって3時間程度でクリアしたので、ボリュームは抑えめと言えるかもしれませんが、新たな仲間を手軽に作り出せるという点が無限大の遊びをもたらしています。つまり、このDLCは文字通り本作の体験を「拡張」したと言っても過言ではなく、『Fallout 4』の世界にまだまだ浸りたいプレイヤーをより楽しませてくれるでしょう。
『Fallout 4』用DLC第1弾「Automatron」はPS4/Xbox One/PCを対象に配信中。価格はPS4/Xbox One版が1,296円(税込)PC版が1,200円(税込)です。