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馬に跨るベドウィンの女性
遂に正式発表を迎え、第一次世界大戦という時代設定が明らかになった『Battlefield 1(バトルフィールド1)』。本作のリードゲームデザイナーDaniel Berlin氏が、海外メディアGamesBeatのインタビューに応じ、いくつかのディテールを明らかにしました。
インタビューでは第一次世界大戦を選んだ理由、登場する火器に関すること、シングルキャンペーン、いくつかのゲームシステムについて言及。インタビューの要約は以下をどうぞ。
- 『Battlefield 1』はタイムトラベルではなく、歴史に準拠したものとなり、実際の第一次世界大戦を扱う。
- このテーマはDICEが長年にわたって望んでいたもので、情熱的なプロジェクト。DICEが何をしたいかから選択した結果。
- 第一次世界大戦では非常に多くの車両や武器が存在。
- 一般的な誤解として単発ライフルしかないように思われているが、予告トレイラーでも見られるようにショットガンやピストル、オートマチックライフルなども使用されており、ゲームにはそれらの武器が登場する。
- 戦場はヨーロッパだけでなく、砂漠やドロミーティ、イタリアアルプスなども舞台となる。
- 過去作と同程度のゲームペースを維持する。
- DICEはゲームプレイを最も重視しており、武器や兵器を使用していて楽しいものにする必要があると言及。過去の『BF』を参考にしつつ、じゃんけん関係を持つ良いバランスに調整される。
- 氏は戦車が当時最先端の兵器で、それを見た塹壕内の兵士は驚愕し、最初はその存在を信じなかったと説明。DICEはこの金属のモンスターのパワーと重さを表現しようとしているとのこと。
- シングルプレイヤーは世界各地で起こる異なる物語にスポットを当てて描かれる。
- トレイラーに登場した馬に乗るベドウィン(アラブの遊牧民族)の女性も主人公の1人。
- シングルキャンペーンを通じて、一般的に知られていることだけではなく、人々が知らない第一次世界大戦を描きたかった。
- 誰が戦ったのか、どの軍が関わっていたのか、ゲームにはそれら物語が語られるだろう。
- 現時点で軍やキャラクターの詳細は明かせない。
- 将来的に、戦艦を含む多くの兵器や乗り物を発表する予定。
- 前『BF』シリーズのようなクラスを持っている。しかし、まだ投擲武器やガジェットなど微調整の途中。
- 前述したように「じゃんけん」的関係が重視されており、完璧なものにするために作業中とのこと。
- BF系YouTuberのJackFlags氏が明かしたように、戦車兵やパイロットといった兵器専用クラスが存在すると明言。
- トレンチメイスやショベルによる白兵戦にもフォーカスを当てている。
- 第一次世界大戦では白兵戦も大部分を占めており、火薬武器と白兵戦が混合していた。
- 新システムがどのようなものかは明かせないとしつつも、一例として銃剣突撃をあげ、非常に強力な近接攻撃スキルと伝えている。
- 『Battlefield 4』で起きたローンチ時のトラブルで多くのことを学び、対策に取り組んできたとのこと。その成果は『Star Wars Battlefront』で現れており、『Battlefield 1』でも同様に実践される。具体的には安定性を確保するためのオープンベータテストなどを実施する。
要約
■ゲーム設定
■ゲームのペース
■シングルプレイヤー
■戦艦
■兵科
■戦闘
■ローンチへの取り組み
また、上記のGamesBeatのインタビューの他にも、「戦艦が全海岸線を破壊できる」「兵科はアサルト/サポート/スカウト/メディックの4クラスと兵器専門の2クラスで、5人分隊を組める」といった興味深い情報を複数の海外メディアが伝えています。どのようなゲームプレイ体験ができるのか、未知数な第一次世界大戦という舞台にファンからの注目が寄せられており、今後の正式な情報公開に期待がかかる状況です。
『Battlefield 1』はPC/PS4/Xbox Oneを対象に全世界で10月21日の発売を予定しています。