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英国コンサルタント企業ICO Partnersは、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」のビデオゲーム部門における2016年上半期の調査データを報告しました。
昨年には『シェンムー3』や『Bloodstained: Ritual of the Night』を始めとした注目プロジェクトが飛び出していたKickstarterですが、ICO Partners調べによれば今年度上半期の総調達額は820万ドル。前年度上半期と比べ1,000万ドル以上減少したと報告されています。
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提出プロジェクト数においても例年と比べて減少傾向にあるものの、プロジェクトの目標金額達成率では前年度上半期とほぼ同様の数値をマーク。0ドルのまま資金調達期間を終えた“ジャンク”プロジェクトはわずかに減少している模様です。今年度には、失敗に終わってしまったジョン・ロメロ氏新作『BACKROOM』や、先日始動したリブート版『System Shock』、非ビデオゲームカテゴリではボードゲーム版『DARK SOULS』がゲーマー達からの注目を集めていたKickstarterですが、インディーからベテランまでを支援するクラウドファンディングモデルの先行きは、長い目で見ればそう悪くないものと言えるのではないでしょうか。