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海外フリーゲーム配信サイトGame JoltはNintendo of Americaからの申し立てを受け、562本に上る無料ゲームタイトルを公開停止にするとアナウンスしました。
米任天堂がデジタルミレニアム著作権法に基いて公開停止を求めたのは、Game Joltにアップロードされていた『マリオカート』『ゼルダの伝説』『ポケモン』などのオマージュ/パロディー系タイトル(一覧)。Game JoltはDMCA侵害の警告を受けた作品を検索/ダウンロードできない様、公開停止状態にしたものの、開発者のためにアーカイブを目的として「データ削除」には踏み切らない姿勢を明かしました。
Game Joltの配信タイトルの多くはファンメイドかつ個人的な「非商業タイトル」ではあるものの、同サービスは2016年5月から一般販売に対応したプラットフォームGame Jolt Marketplaceを立ち上げていました。この販売システムが直接的な原因となったかは定かでありませんが、先日公開停止された『Pokemon Uranium』のケースも踏まえた上で、「非商業タイトル」に関わらず非公式ファンメイドゲームの在り方が見直される段階に突入していると言えるのではないでしょうか。
また、本記事でタイトル画像のみ紹介した『MARIO EDITOR』に関しても、Game Joltでの公開は停止されていながらIndie DBでの配信は継続しており、このような例が今後どのように対応されていくのか注視する必要もありそうです。