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Interplayと言えば、1990年代から2000年代前半にかけて幾つもの名作を世に送り出してきたパブリッシャーです。Wedbush証券は、米ニュースサイトGlobeNewswire上で、そのInterplayが現在所有しているIPの販売を行うプロセスに入った、と報告しています。
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SFCなどでも販売された『Earthworm Jim』
Interplayは、2000年代前半に幾つかの買収劇と傘下スタジオの解散を経て、2007年に資金難のため『Fallout』のIPをBethesda Softworksへと売却した後は、主に他社へのライセンサーとして活動していました。今回の発表は同社の状態を直接示しているものではありません。しかしながら、何らかの変化があった可能性は高いでしょう。
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クライムFPS『Kingpin』
今回販売されている70近いタイトルの中には、SFCなどでも販売されたスーパースーツを着たミミズのヒーローが主人公の『Earthworm Jim』、当時その暴力表現が物議をかもしたクライムFPS『Kingpin』や、Steamにて最新作『Descent: Underground』の早期アクセスが実施中の『Descent』、『Saints Row』のVolitionが手がけたスペースシムの金字塔『Freespace』などが含まれています。
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最新作『Descent: Underground』の早期アクセスが実施中の『Descent』
発表直後ということもあり、これらのIPの売却先はどうなるかはまだまだ不透明ですが、あの名作たちが適切な形で維持されていくことを願いたいものです。
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『Freespace 2』は当時公開されたソースを元にファンにより今でもアップデートが続けられている