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Bohemia Interactiveは、同社が手がけるPC向けミリタリーシム『Arma 3』について、5本のDLCを含む2017年度の展開を示した、2016-2017ロードマップを公開しています。
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今まで『Arma 3』を支えてきた歩兵でのゲームプレイを諸兵科連合へと拡張したいとする、このロードマップによれば、2017年から2018年にかけて制作される予定のDLCは下記の5本。
- ■ JETS DLC
2017年Q1リリース予定のジェット戦闘機の同士の戦闘をテーマとしたDLC。
詳細は今後発表ですが、航空機のレーダー・センサーの機能にプラットフォームレベルで大きな改善が加わるとのことです。
■ 'ORANGE' DLC
オランダ・アムステルダムに2016年に新たに設立されたBohemia Interactiveの新スタジオの習作として作られる、コードネーム「オレンジ」と呼ばれる小規模DLC。(筆注:アムステルダムは国王の日に街中がオレンジ色に染まるので有名)
最終的な内容は未定ですが、ユニークな視点で作られた革新的な価値ある内容をプラットフォームに追加したい、としています。2017年Q2予定。
■ MALDEN DLC(無料)
初代『Arma』(Operation Flashpoint: Cold War Crisis)に登場したMalden島の2035年の姿を実装する無料DLC。
多くの『Arma 3』バニラのアセットを再利用して作られ、『Arma』シリーズ16周年である2017年6月22日に公開予定です。
■ TAC-OPS DLC
リプレイ性に溢れる本物の軍事的なゲームプレイにフォーカスした、「戦術的な作戦」についてのコンテンツセットDLC。
BohemiaはこのDLCを通してプラットフォームのサポートを継続していく方法を学びたいとしています。2017年Q3リリース予定。
■ TANKS DLC
戦車戦のオーバーホールを目的とした、このロードマップにおける大きな目標。
既存の『Arma 3』DLCのようにプラットフォームの無料アップデートと、有料コンテンツ部分に別れる模様です。2017年内~2018年未定。
この5つのDLC以外にも、まだ特定のアップデートに紐付いていないプラットフォームの更新として、開発版にてテストが行われている64bit版バイナリや、拡張『Arma 3 Apex』のキャンペーンのシングルプレイヤー版の追加、Tanoa島への遺跡などの追加や、環境音の他の島への実装が挙げられています。
また、既に開発チームの一部は『Arma 3』の次を見据え、『DayZ』スタンドアローン版で用いられている“Enfusion”エンジンの開発支援へと移っているとのことです。