これは、ライアットゲームズの開発者やスタッフたちがファンから寄せられる質問に答える公式連載シリーズ「Ask Riot」の最新エピソードにて明らかになったもの。Beck氏が答えた質問は「リーグ・オブ・レジェンドの映画を作る予定はありますか?もしくは複数のエピソードからなる長編トレーラーは?」という内容です。
- LoLの世界観をもとにした映画が作られ、お気に入りのチャンピオンが映画館のスクリーン内で動き回るなんて夢のようですが、過去のテレビゲームが原作の映画を振り返れば、映画化には慎重になるべきだという教訓が得られます。これらの映画の多くは、いい出来とは言い難いものでした。私たちの中のオタク心は早く映画を作りたいと思うものの、それについて急いてはならないと考えています。
ですが、映画化を全く考えていないというわけではありません。映画的なストーリーテリングは、ゲームのストーリーテリングとは異なる筋肉(=知識や経験)が必要で、私たちは今その筋肉を育てているところです。社内ではたくさんの才能あふれる人材が、異なるフォーマットのストーリーテリングを意欲的に試していますので、いつかその実験の成果を大きなスクリーン(小さなスクリーンかもしれません。一番ふさわしいスクリーンで流すことになるでしょう)で見られるようにと、私たちも期待しています。それと同時に、これまでに、そしてこれからも作られていくさまざまな物語やアートを、より良いかたちで皆さんと共有できる道を探っています。その一つが、今回ローンチされたユニバースです。
重要なのは、LoLを他のメディアに拡大する場合、それがオリジナルに忠実であり、このゲームや世界観に対して私たちが持っている情熱を尊重してくれるものでなければならないということです。大きな挑戦ですが、時間をかけてしっかりと正しいやり方を学べば、きっと可能だと思っています。
―Brandon “Ryze” Beck ライアットゲームズ共同創設者
昨今の映画業界では、ビデオゲーム原作の映画作品も増加傾向にあり、海外で12月公開予定の映画「アサシン クリード」を始め、既に制作が正式発表されている『Tomb Raider』『ディビジョン』『ウォッチドッグス』など、注目作も控えています。ライアットゲームズ自体は『リーグ・オブ・レジェンド』の映画化を完全否定していないだけに、いつか制作されることに期待したいですね。
なお、今回のAsk Riotでは他にも、『リーグ・オブ・レジェンド』最大級のイベント「Worlds」の企画や、色覚異常者への対応に関する質問の答えが掲載中。詳しくはこちらを参照ください。