今回紹介するトレイラーにはそれぞれ「感動度」「ドラマ度」「迫力度」を独断でつけています。また、各項目の★最大数は5つです。
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■『War Thunder』 - 'Victory is ours!'
感動度:★ ドラマ度:★★★★ 迫力度: ★★★★
基本無料タイトル『War Thunder』の実写トレイラー「Victory is ours!」では、戦場でまさに戦っている兵士たちの姿をドラマティカル、かつスローに描いています。楽曲は、Murakami、というバンドが演奏しているカバー曲「Do not hurry(オリジナルはAnna German)」を使用しており、戦争の泥臭さを感じさせる内容に仕上がっています。感動こそないかもしれませんが、その派手さとドラマは一見の価値アリ。ゲームのトレイラーとは思えない仕上がりです。
■『Halo 3: ODST』 - Live Action Trailer
感動度: ★★★★★ ドラマ度: ★★★★ 迫力度: ★★★
軌道降下特殊部隊を意味する、ODST部隊の活躍を描いた『Halo 3: ODST』の実写トレイラーは、ひたすらに胸が熱くなる名映像。2分30秒ほどの内容にもかかわらず、本作の世界設定や、(トレイラー内の)登場人物の物語が見事に描かれ、見終わったあとは、なにか1つの物語を最後まで見届けたような気持ちになってしまう素晴らしい実写トレイラーとなっています。
■『Metro: Last Light』 - Enter the Metro
感動度: ★★ ドラマ度: ★★★★ 迫力度: ★★
核戦争後のロシアが舞台の小説を原作にした『Metro』シリーズ2作目、『Metro: Last Light』の実写映像では、核戦争が起こる直前の物語を描いており、シェルター代わりとなる地下鉄に逃げようとする人々が描かれています。主人公アルチョムらしき赤子も登場するシリーズファン必見の内容で、映像から感じられるその空気感は原作さながらのようです。
■『Total War: ROME II』 - Faces of Rome
感動度: ★ ドラマ度: ★★★★★ 迫力度: ★★★
伝統あるストラテジーシリーズタイトルとして2013年に発売された『Total War: ROME II』は、ローマ帝国期を舞台にした作品。発表と同時に公開された実写トレイラー「Faces of Rome」では、美しい建築様式や華やかなイメージ本作の世界設定をしっかりとアピールしつつ、当時は当たり前だったであろう裏切りや暗殺なども静かに描き切っています。こんな死に方はしたくないですね…。
■『Destiny』 - Become Legend
感動度: ★ ドラマ度: ★★ 迫力度: ★★★★★
Bungieが『Halo』シリーズのあとに手掛けた新IP『Destiny』。本作の発売直前に公開された実写トレイラーは、金星や火星、月といった舞台となる惑星を巡りながら敵を撃ち倒していくスタイリッシュなものになっています。使用されている楽曲は、映像中のガーディアン曰く、"クラシカル"なレッド・ツェッペリンの「移民の歌(Immigrant Song)」で、CGモリモリのド派手映像と相まって非常に楽し気なトレイラーです。
■『Star Wars Battlefront』 - TV commercial
感動度: ★★★★ ドラマ度: ★★★★ 迫力度: ★★★
PS4版『Star Wars Battlefront』(本作自体はPS4/Xbox One/PC向けに発売)の海外TVCMとして公開されたこの映像では、少年時代から持ちつつも大人になって薄れてしまった「スター・ウォーズ」への憧れを描いています。どこか切なく、郷愁を感じられるこのエモーショナルな動画を見て、思わず感動してしまった、というユーザーも多いのではないでしょうか。最新作の存在も公に語られており、そちらも楽しみですね。
■『スリーピングドッグス 香港秘密警察』 - Live action Trailer
感動度: ★ ドラマ度: ★★ 迫力度: ★★★★★
現在は閉鎖されてしまったUnited Front Games開発の『スリーピングドッグス 香港秘密警察』は、香港を舞台にしたオープンワールドタイトルで、警察官ながら、犯罪組織に潜入捜査するスリリングなストーリーが描かれた作品です。本作の実写トレイラーでは、主人公ウェイ・シェンに扮した男性が、ジャッキー・チェンばりのド級アクションを行う壮絶なシーンが収められており、その迫力度はまさに映画のよう。短い映像に見所が詰まったトレイラーとなっています。
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ということで、映画さながらのゲーム実写トレイラーを7つ紹介しました。「いやー実写トレイラーって本当にいいもんですね」と映画評論家のように言いたくなってしまうほど、様々なバリエーションに富んだ映像が制作されています。また、人気FPS『Call of Duty』シリーズでは、毎作実写トレイラーが作られていますが、いずれも海外の俳優、スポーツ選手など、いわゆるセレブリティが必ず出演することがもはや恒例になっていたりも。
短い時間に作品のらしさを落とし込みながら、実際のゲーム映像には出せないテイストを表現できる実写トレイラーに注目してみると、新たな作品の魅力の気づけるかもしれません。また、この実写トレイラーが入ってない!というゲーム作品がありましたら、コメント欄にて是非とも教えてください。