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ユービーアイソフトより2月16日に国内発売予定の新作タイトル『フォーオナー(For Honor)』。発売日が近づくなか、海外では1月26日から29日にかけてクローズドベータテストが開催されました。Game*Sparkでは、このCBTに参加する機会を得ましたので、新要素に焦点を当てたプレイレポートをお届けします。
なお、今回は日本語に対応したPC版を使用し、キーボート&マウスとXboxコントローラーでそれぞれプレイしました。
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■アルファになかった新要素とは?
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今回のクローズドベータは、国内でも行われたアルファテストには無かった要素がいくつか実装されています。まず、アルファと大きく異なるのは、新たなプレイアブルキャラクター3人(各勢力に1人ずつ追加)、そして世界設定と連動した今作の根幹をなす「ファクションウォー」という要素です。
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アルファ版の6人に加え、新たに使用可能になったのは、野武士(侍)、ピースキーパー(ナイト)、ウォーロード(ヴァイキング)で、マップも6つ用意。ゲームモードはドミニオン、デュエル、ブロウルだけではあるものの、メニューなど様々な部分が拡充しています。
- ◆プレイアブルキャラクター(☆がベータでの追加ヒーロー)
・ナイト
-ウォーデン(ヴァンガード): 柔軟型。直線的→初心者向け
-コンカラー(ヘビー): 防御型。ハードヒッター→中級者向け
-☆ピースキーパー(アサシン): 高速。カウンター型→中級者向け
・ヴァイキング
-レイダー(ヴァンガード): 柔軟型。直線的→初心者向け
-バーサーカー(アサシン): リーチが短い。執拗な攻撃→上級者向け
-☆ウォーロード(ヘビー): 執拗な攻撃。カウンター型→中級者向け
・侍
-剣聖(ヴァンガード): 柔軟型。リーチが長い→初心者向け
-大蛇(アサシン): 機敏。カウンター型→上級者向け
-☆野武士(ハイブリッド): リーチが長く、多彩な後退手段を持つ→上級者向け
◆マップ
・神聖な橋
・川の要塞
・砦の門
・森
・峡谷
・大聖堂
◆ゲームモード
・ドミニオン(4vs4)
・ブロウル(2vs2)
・デュエル(1vs1)
◆ファクションウォー
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ファクションウォーは、3つの勢力が戦い合う今作の世界設定とマルチプレイヤーを連動させたもので、プレイヤーはプレイ開始時に侍、ナイト、ヴァイキングの中から1つ勢力を選びます。マルチプレイにおける自らの戦績は、選んだ勢力に影響を与え、領土戦争を有利に働かせる、という仕組みです。勢力図が変化すると、プレイヤーが入手するリワード(報酬)が変化するので、勢力の拡大に積極的に貢献していくことで、各勢力に所属する個人プレイヤーも嬉しいアイテムが獲得できます。
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なお、この領土戦争はシーズンごと、あるいはラウンドごとに区切られ、ログインするたびに現在の状況がアップデートされていきます。
■新ヒーローの使い心地は?追加キャラ3人をプレイ
前述の通り、今作には、新たなプレイアブルキャラクターとして3人のヒーロー、ピースキーパー、ウォーロード、野武士が追加されていますが、これらには従来のキャラには無かった特徴が数多く備わっています。以下では、新キャラ3人を触れてみた際のインプレッションをお届け。
◆ピースキーパー(ナイト)
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ピースキーパーは素早いので、一気に敵との距離を詰めて攻撃を繰り出せます。ただ、カウンター型であるため、敵との間合いを見極める必要があるでしょう。攻撃力が高いうえ、手数も比較的多い一方、リーチは短く、防御は攻撃ごとに入力しなくてはいけません。ゲームに慣れ始めた中級者向けのヒーローで、いわゆるゴリ押しがあまり好きでないプレイヤーにオススメです。
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使い勝手がいいのは、前方回避後に強攻撃を繰り出すと発動する「ダッシュスラスト」と、強攻撃後に素早く弱攻撃をすると繰り出せる「ディープガウジ」です。とくに「ディープガウジ」は出血効果(徐々に体力が減っていく)があるため、ヒット&アウェイ戦法も有効かもしれません。また、敵の攻撃が来る方向にタイミングよく回避行動を行うと「ディフレクト」と呼ばれるものが発生し攻撃を必ず弾きます。この「ディフレクト」後に弱攻撃を行うと出血効果のある「リポストスタブ」を行えるので、基本は出血をさせて体力を削りながら、間合いを取る、ということになるでしょう。
◆ウォーロード(ヴァイキング)
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ウォーロードは、カウンター型ではあるものの、非常に鈍重。それだけに一撃も重いのですが、同じくカウンター型のピースキーパーと比べると、運用方法は明確に異なることがわかります。ピースキーパーは間合いを取りながら敵の体力を削っていきますが、ウォーロードは基本的にインファイトでの戦闘がメインになります。
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自分の強攻撃が敵の攻撃で中断されない「阻止不能スタンス」、敵をマヒさせる攻撃、敵を押し出す「プッシュバック」、ガード不能な攻撃など、様々な特徴を備えています。また、全方向の攻撃をブロックする「フルブロックスタンス」(ガードしたままで右スティックを下に入力あるいはマウス下)も使い勝手が良いので、敵に囲まれたときや、少しでも時間を稼ぎたいときは便利。ただ、使えば使うほどスタミナを消費していくので、スタミナゲージには注視する必要がありそうです。
◆野武士(侍)
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上級者向けとなる野武士は、筆者お気に入りのヒーローなのですが、リーチが長いためゾーニングに長けており、距離を取りながらの戦闘が可能。攻撃力や体力そのものはあまり高くはありませんが、攻撃の大半に出血効果が備わっており、敵を静かに苦しめられます。動きが遅い、あるいはリーチが短い敵との相性は抜群で、一定の間合いさえ取り続けれれば、一方的に攻撃を加えられるのは強みではないでしょうか。
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オススメは、後ろに下がりながら弱攻撃で簡単に出せる「毒蛇の背進」と、前あるいは左右回避+弱攻撃の「蛇の一撃」。どちらも出血効果があるので、1vs1の状況であればどんなシチュエーションでも使えます。また、弱/強攻撃を一度出した後にガード崩しボタンを押せば"蹴り"を行うので、間合いを取る際に重宝するでしょう。ダッシュ中に弱攻撃の「蛇突き」は、リーチが長く出血もさせられるため、逃げる敵を追いかけるときに使いたいですね。
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さらに、「隠密スタンス」(ガードしたまま右スティック下あるいはマウス下)は敵の攻撃をどの方向であっても回避(1回のみ)できます。この隠密スタンスは攻撃、蹴り、回避といったいかなるアクションへも派生でき、チェーンの2発目から再開可能。例えば、蹴りを繰り出したい場合、前述したように弱/強攻撃後にガード崩しを行う必要がありますが、隠密スタンスを使えば、攻撃を経ることなくすぐに蹴りを発動可能です。
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このように、野武士は出血効果と隠密スタンスを使った予測不能な攻撃を組み合わせることで強力な力を発揮できるようになるでしょう。
なお、本作には全ヒーローのムーブセットはもちろん、基礎編と上級編のビデオ映像がそれぞれ用意されているので、そちらを見て参考にするのもオススメです。
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■三つ巴の戦いを実感
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ファクションウォーが実装された今回のベータテストで感じたのは、3つの勢力が戦いあっているということ。確かにマルチプレイヤー中は2つの勢力に分かれたチームが勝敗を競い合いますが、その結果が自分はもちろん全プレイヤーに影響を及ぼすのは今作にしか無い要素なのではないでしょうか。
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また、未だ未開放のヒーローが3人残っているので、それらの操作感も気になるところ。自分が何を操作しているのか、そして敵はどのヒーローなのか、など様々な状況を踏まえて行動しなくてはいけない、という点も魅力の1つかもしれません。
ユービーアイソフト期待の新作タイトル『フォーオナー』はPS4/Xbox One/PCを対象に、2017年2月16日発売予定です。