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シリーズ発行部数累計42万部の「Re:Monster」を原作とする、スマートフォン向けリアルタイムファンタジーRPG『リ・モンスター』。最弱モンスターであるゴブリンに転生してしまった主人公が、愉快な仲間とともにバトルに挑み、最強モンスターに成り上がるという下克上物語が描かれます。インサイド&Game*Sparkでは、本作の基本概要を紹介したレポート記事をお届けしていますが、実際にこれからプレイをはじめる方や、「俺も本格的に成り上がりたい!」という方に向けて、プレイ風景を交えながら、より詳細なゲームシステムを解説していきます。
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主人公はゴブリン! 成り上がりの第一歩は生存から
原作に則った設定も個性的ですが、ゲームシステム面での大きな特徴となるのが、リアルタイムで進行するバトルシステム。『リ・モンスター』のバトルは、画面にある三色×3マスの中にプレイヤーユニットを配置し、四方八方から襲ってくる敵を倒していきます。Pのアイコンがついたユニットがプレイヤー自身で、このユニットのHPが0になったらゲームオーバーに。Pユニットが負けては、成り上がるのは夢のまた夢。正々堂々と打ち破りたい気持ちもありますが、無茶な特攻よりも戦術を駆使して生き残るのが上策でしょう。だってゴブリンですから! まずは生存が大事です。
バトルはオートで進行し、ウェーブごとに前後左右から次々とやってくる敵に対して、プレイヤーを守りつつ撃退していきます。ゲーム性として攻守一体なので、ユニットの位置や移動が重要となるシミュレーションRPGのような戦略性を持ちつつ、プレイヤーユニットを守るタワーディフェンスゲームのような緊張感も味わえるバトルが展開します。無双できる「いつか」を夢見て戦略を駆使する、成り上がり道の第一歩を踏みしめましょう。
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基本中の基本。頭に叩き込んでおきましょう
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最初の仲間達もゴブリン。みんなで成り上がろう!
仲間ユニットは、自陣となる3×3のマス目の中を自由に移動可能。ただし、ユニットの移動は1マスずつで、他のユニットがいる場所には移動できません。自陣のマス目は赤・緑・青に色分けされており、それぞれ前衛・中衛・後衛を示しています。ユニットは配置された地面の色に応じた行動(例えば画像にあるような前衛は物理攻撃、中衛は魔術攻撃のようなもの)を自動で行い、行動によって攻撃可能な射程範囲は変わってきます。ユニットによっては攻撃手段を前衛でしか持たない場合もあるため、また敵の進行によっては外側に面している中衛・後衛が攻撃に晒される場合も。そのため自陣内での移動は、攻撃・防御ともに重要なポイントと言えます。
ユニットのタイプは6種類。近接攻撃が得意な軽武装タイプ、遠距離から攻撃する遠距離攻撃タイプ、支援・妨害行為が得意な後方支援タイプ、攻撃・防御に特化した重武装タイプ、魔法を操る魔法行使タイプ、味方のHPを回復する医療タイプがあります。バランス良く配置することで、全方位から来る敵に対応できますが、プレイヤーの好みに応じた戦略もとれます。たとえば、遠距離攻撃や魔法行使タイプを中心に配置すれば、敵がプレイヤーユニットのもとに到達する前に殲滅することも可能ですし、軽武装や重武装タイプで揃えてゴリゴリの肉弾戦で挑むことも可能。プレイヤーの数だけ、無数の戦術が生まれる多様性があります。
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一方向からの攻めなら対処しやすいのですが…
本作のバトル攻略においてもっとも重要なのは、刻一刻と変わる戦況に合わせて、自軍の戦力をどのように配置するか。これがなかなかタクティカル。たとえば、上の画像のような状況では、敵ユニットが左側からのみ攻撃を仕掛けてくるので、近接攻撃が得意なタイプを左側に集め、後方に遠距離攻撃タイプを配置するという方法がパッと思い浮かびますね。しかし忘れてはいけません。「敵が襲ってくる方向は一定ではない」のです…!
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側面の攻撃にも対策を!焦らないのがコツ
そう、時にはこのように上と左から同時に攻撃を仕掛けられてしまう場合もあるのです。こうなると大変!「このユニットを上の敵にぶつけて、このユニットは左に…あー!でもマスが詰まってる!」と焦ってわたわた…。この戦いではプレイヤーユニットを上に配置してアビリティで攻撃をしつつ、死なないように後方支援タイプによって防御力を上げることでなんとか切り抜けましたが、冷静に戦略を立てることができていたら、もっとスムーズに勝てたはずです。
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画面下方向が前衛になる場合も
さらに、ウェーブごとに陣形の向きが変わるのも特徴です。こうなると、味方ユニットの前衛・中衛・後衛が崩れてしまい、狙ったとおりの攻撃ができません。そのため、敵が自陣に到達するまでの間に急いでユニットを再配置する必要があります。ユニットがいるところには動かせないため、空きスペースを駆使して理想的な陣形に組み換えてきます。この時の動きはまるでスライドパズルのよう。無駄なく動かせるととても気持ちいいです。
本作のバトルはリアルタイムで進行するため、「あぁでもない、こうでもない」と考えている間にも、敵ユニットはどんどん迫ってきます。敵の猛攻や陣形の変更に対応しきれず、ダメダメなプレイになってしまうこともあり、時にはそのまま全滅してしまうことも…。しかしその分、綱渡りの緊張感のなか、まるで名軍師のように敵をさばけたときの爽快感はクセになります!成り上がるための戦術は、ひとつだけではありません。様々な手を考え、一手先を読みながらバトルに臨みましょう。
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「アビリティ」の選択もおろそかにはできません
プレイヤーユニットは、バトルで獲得したアイテムを使用して「アビリティ」を覚えられます。アビリティには、攻撃・支援・特殊・回復・妨害・パッシブという6つの種類があります。アビリティは10個までセット可能。バトル中、敵および味方ユニットがどこにいても発動ができるのがポイントで、たとえば味方ユニットの攻撃射程範囲外の敵に対してもアビリティを使えばダメージを与えることができます。筆者はガンガン敵を倒していきたい脳筋系プレイヤーであるため、攻撃系のアビリティを多くセットしてバトルに挑んでいました。もし、仲間ユニットが強力な場合は、支援や妨害系アビリティをセットしてサポートに回るのも良い戦術です。
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MPとクールタイムを管理して賢くバトル
アビリティを使うにはMPを消費し、発動後は一定時間のクールタイムが必要です。MPは時間経過で回復し積極的に使用できるので、敵が多数出現したときに使いまくると戦場はド派手な状況に。乱戦状態になった場合、プレイヤーユニットが攻撃される可能性もあるので、危険な敵に対して積極的に攻撃アビリティを使うことで身を守ってください。多彩なアビリティで状況を打破するのも、原作らしい展開と言えます。
また、アビリティによっては長押しするとチャージ状態になり、ゲージを満タンにしてから発動すると通常より大きな効果を得られるものがあります。ただし、チャージ中にダメージを受けると、それまでに溜めていたゲージがリセットされてしまい、悔しい思いをすることも。チャージしたいときは、仲間ユニットを盾にして後方から発動すると、より効率的にしかも気持ちよく敵を倒すことができます。仲間ユニットにはちょっと申し訳ないですが。
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喰って強くなる。強くなればまた喰える!
新しいアビリティを覚えるには、狩った敵や素材を「吸喰能力(アブソープション)」で喰って経験値を溜めていきます。喰えば喰うほど便利なアビリティが覚えられるので、弱肉強食の世界で成り上がるには必須の手段。また、プレイヤーは最初こそ最弱ゴブリンですが、レベルが100になると「存在進化(ランクアップ)」ができるようになります。進化するとレベルは1に戻ってしまいますが、基礎ステータスが上がった新たな存在として生まれ変わるので、成り上がりに一歩近づけます。見た目も強そうになるので、パーティの主戦力として最前線で戦える日がくるのもそう遠くないかもしれません。
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拠点の拡張もお忘れなく
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原作のキャラが登場することも
プレイヤーの拠点には、食料庫や金庫などの施設があります。これらはバトルで獲得した資源を消費して強化が可能で、鍛冶場や温泉など新しい施設を作ると施設に応じた効果を得られます。プレイヤー同様、最初は小さな拠点ですが、木々を切り開いて開拓していくことで、いずれは最強モンスターとなるプレイヤーにふさわしい拠点になることでしょう。
本作では、中世ファンタジー風の重厚な音楽が流れていますが、会話劇は明るい雰囲気で行われるため、自然と世界になじめるのも魅力です。ナビゲーターとなるあかねちゃんをはじめ、亜人や人間などさまざまな種類の仲間が登場し、物語をにぎやかに盛り上げてくれます(あかねちゃんをユニットとして使いたい…!)。原作ファンなら「おおっ!」と感じることもしばしば。また逆に、本作をプレイしてから原作に触れてみるのも一興です。
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そして今見逃せないのが、『リ・モンスター』のリリース1周年を記念して行われるイベントの数々。2月16日から2日毎に強大な存在であるアポ朗と【八陣ノ鬼将】が次々とボスとして登場するスペシャルステージがオープンします。しかも2月24日からは、八陣ノ鬼将全員と【世界の宿敵】オバ朗が登場する最終ステージも始まる予定です。手強いボスたちですが、彼らを倒して獲得できる素材を使うと追加効果を持つ特別な装備が作れます。
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また、「1周年記念ガチャ」も登場しており、1周年をお祝いするオバ朗やカナ美たちが特別な姿で華やかに出現します。今回限りのアニバーサリーバージョンなのでお見逃しなく。さらに、原作小説8.5巻の発売を記念して、2月23日からは「8.5巻記念スペシャルガチャ」がスタート。8.5巻封入特典で特別ユニットも獲得できるので、そちらもお忘れなく。
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あっけなく敗北……。精進します
今回のレポートの締めくくりとして、2月16日・17日に開催されたスペシャルイベント「猛き漢と懐深き姉御」に挑戦。このイベントでは、「ミノ吉(雷牛帝王・超越種)」と「アス江(地獄閻鬼・亜種)」が、3ウェーブにわたって波状攻撃を仕掛けてきます。難易度は「八鬼級(神ムズ)」から「体験入団級(超カンタン)」までの5段階。試しにと、ちょうど真ん中の「一般団員級(激ムズ)」に挑んでみたら……あっさりと1ウェーブ目で敗北。ミノ吉、恐るべし……!
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ミノ吉にリベンジ!
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一人倒れながらも、勝利まであとわずか!
分を弁え、今度は「見習い団員級(カンタン)」に挑戦。中盤にユニットが1体沈む展開にヒヤヒヤしながらも、ミノ吉の猛攻に崩れることはなく、前線がしっかりと持ち応える流れに。その隙に後方からの攻撃&アビリティによる回復が功を奏し、3ウェーブに突入。最後はチャージ回復がしやすいようPユニットを囲む十字陣形で立ち向かい、鍛冶師さんにミノ吉を押さえてもらいつつ、周囲の雑魚を少しずつ殲滅。また、回復分のMPと相談しつつ攻撃アビリティも併用し、見事撃破に成功しました!
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友軍にも助けられました!
無事勝利を掴むことができましたが、“成り上がり道”は始まったばかり。2月18日からは、新たなスペシャルイベント「水と炎の魔剣演舞」が始まり、更に「罪深き慈愛の微笑」や「月夜に踊る使徒鬼と女帝」「飽く無き決戦の大地」も控えています。歯応えと達成感を幾度も味わえる嬉しいひとときが続くので、いずれもじっくりと堪能したいところです。
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以上、ファンタジックな世界観で本格的なリアルタイムバトルが楽しめるアプリ『リ・モンスター』の魅力を紹介しました。刻々と変化する戦況に応じてユニットを配置する戦略性の高いバトルはもちろん、最弱から最強を目指してプレイヤーを強くしていく育成要素、可愛いユニットや楽しい会話劇など、さまざまな魅力をもった本作。リリースから1年が経過し、様々なアップデートでユーザビリティも向上。プレイを始めるならベストなタイミングと言えるのではないでしょうか。さぁ、最弱ゴブリンとなって下克上を楽しみましょう!
『リ・モンスター』はiOS/Android/PC向けに好評配信中。基本プレイ無料のアイテム課金制です。
■AndApp版『リ・モンスター』
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