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遂にスペックが公開された「Project Scorpio」。Xbox Oneから大きく進化したスペックが一体どれほどの効果をもたらすのか気になるところですが、Digital Foundryの報告によれば、既存のXbox Oneゲームと現在下位互換対応しているXbox 360ゲームでパフォーマンスの向上が見込めるはずだと伝えられています。
アーキテクチャが完全に見直されたScorpioではPS4 Proのブーストモードと異なり、理論上は古いゲームでもコンソールのフルパワーを利用できるとのこと。フレームレートは落ち込むこと無く目標値に近づき、解像度のダイナミックスケーリングを持つゲームは遥かに高い解像度で動作。テクスチャフィルタリングの改善や4K/60fpsのビデオキャプチャ、ロード速度の向上が可能となるそうです。
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これにより既に所有しているゲームと同様に現在開発中のゲームにおいても恩恵を受けられるため、ユーザーはXbox OneからScorpioに乗り換えやすくなるかもしれません。Microsoftは一部ゲームでCUの数を減らすなどの対応が必要になるかもしれないとしつつも、ScorpioはXboxコンテンツの最高の場所として、可能な限り最高のパフォーマンスを発揮すると約束しました。
スペックは明かされましたが、本体デザインや価格などまだ多くの情報がベールに隠されているProject Scorpio。今後の続報にはさらなる注目が集まるのではないでしょうか。なお、MicrosoftのXboxおよびWindowsゲームプラットフォームのコーポレートバイスプレジデントであるMike Ybarra氏は、最も強力なゲームをコアXboxゲーマーに届けることがイニシアチブの1つであると語るとともに、“開発者の心を勝ち取らなければならない”ともう1つの目標を示しています。