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先日、デベロッパーのCD Projekt REDが欧州で“Cyberpunk”を商標登録したことにより、コミュニティの間で様々な懸念が浮上していましたが、同社はTwitterにて商標登録の理由や懸念に対する釈明を行いました。
Information about Cyberpunk trademark. pic.twitter.com/4mufRCp9Gf
— CD PROJEKT RED (@CDPROJEKTRED) 2017年4月6日
CD Projekt REDは「私たちは弊社の努力を保護したいと考えており、商標を攻撃的に使用するつもりはありません。あくまで自己防衛のためです」と簡潔に回答。また、細かい点については次のように説明しています。
- Mike Pondsmith氏が作り上げたテーブルトークRPG、「Cyberpunk 2013」と「Cyberpunk 2020」の世界観に基づくビデオゲームを制作する権利を得た時、既に“Cyberpunk”の商標の一部はR. Talsorian Games(Mike Pondsmith氏の会社)によって登録されていた。CD Projekt REDは2011/2012年以降、R. Talsorian Gamesから商標を取得した。
- 『Cyberpunk 2077』は大規模なプロジェクトであり、可能な限りのリソースと多大なる労力を費やしている。そのため、正確な名前と命名規則を使用できる唯一の存在であることを保証しなければならない。
- 世の中には類似した商標を登録し、大金で売ろうとする会社も存在する。第三者に商標を登録されると、私たちが続編を作ろうとした際に『Cyberpunk 2078』や『Cyberpunk 2』の名前が使用できず、さらにはCD Projekt REDが『Cyberpunk』の名前の下でゲームを拡張できなくなってしまう可能性がある。
- 商標は著作権や特許ではない。これらは全く異なる権利であり、混同してはいけない。
- 登録商標はビジネスの過程で使用されていなければ(ブランディングや広告など)、“Cyberpunk”という言葉の使用を禁止しない。また、特定の環境や特定のジャンル設定(Sci-Fi、ファンタジー、ホラー、サイバーパンクなど)に排他性を与えるものではない。
- 米国では2011年に“Cyberpunk”を商標登録している。その背後に悪意のある計画はない。
- 顧客を混乱させる可能性がある場合にのみ、タイトルでの使用を禁止することができる。
- 商標権は、ゲームや映画などのジャンルについて語る際に説明のための用語として使用するのを禁止することはできない。
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『Cyberpunk 2077』は『The Witcher 3: Wild Hunt』以上の規模で開発が進められ、長期的な展開も示唆されているだけに、こうした商標の管理は特に重要な作業と言えるでしょう。