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任天堂は、平成29年3月期決算を発表。売上高4,890億円(内、海外売上高3,590億円、海外売上高比率73.4%)、営業利益293億円、経常利益503億円、当期純利益1025億円と、今年1月に発表した業績予想を上回る連結経営成績となりました。
この決算短信の中で、当期の経営成績の概況にも触れており、今年3月に発売されたニンテンドースイッチ関連についても言及。まず、同時に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は世界中で人気を博しており、ニンテンドースイッチ版を276万本(Wii U版を含めると、合計384万本)を販売したと明かします。また、ニンテンドースイッチ本体の販売台数は274万台にのぼり、ソフトウェアの販売本数は546万本と発表。新ハードのスタートは、全体的に好調な出足と言えそうです。
3DS関連では、『ポケットモンスター サン・ムーン』が1,544万本の大ヒットを記録。さらに、『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』が234万本、『星のカービィ ロボボプラネット』が136万本と、いずれも順調に販売本数を伸ばしたとのこと。こちらのハードウェアの販売台数は727万台、ソフトウェアの販売本数は5,508万本と、いずれも前年同期比増となりました。
一方、Wii Uは、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がミリオンを記録したものの、ソフト・ハードともに前年同期と比べ大きく減少。ニンテンドースイッチに、据え置き機としての役割を渡す形となりました。
■任天堂 平成29年3月期 決算短信
URL:https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2017/170427.pdf
記事提供元: インサイド