
開発に参加した作曲家Alex Mauer氏とのトラブルにより、現在Steamでの配信が停止されている『River City Ransom: Underground』ですが、デベロッパーConatus Creativeは今回の件への対応策を発表しました。対応策および同社の主張は以下の通り。
- 『River City Ransom: Underground』のサウンドトラックを入れ替えることを決定。
- Alex Mauer氏がConatus CreativeおよびYouTube/Twitchコミュニティーに行ったDMCA侵害通報は不当なもの。
- Alex Mauer氏の主張(ゲームが彼女の著作権を侵害している)は間違っている。
- Alex Mauer氏はDino Lionetti氏とRich Vreeland氏との共同制作者という立場。
- Conatus Creativeの書面によるライセンス契約はRich Vreeland氏とのもので、同氏がDino Lionetti氏とAlex Mauer氏を下請けとして雇った。
- Rich Vreeland氏は音楽の使用料を均等に支払うことを申し出て、Alex Mauer氏も電子メールで了承。
- Rich Vreeland氏はAlex Mauer氏に使用料を全額支払ったことを示す文書をConatus Creativeに提示した。
- Conatus Creativeの弁護士はAlex Mauer氏によるDMCA侵害通報に法的根拠はないと助言している。
Conatus Creativeは同社に非がないことを主張していますが、Alex Mauer氏に対する法的措置は検討していません。というのも、この問題が浮上する前からコンソール版の計画が進められており、もし法的措置に時間と費用を費やすとコンソール版の計画が無期限に保留となってしまうためです。それ故に、今回はサウンドトラックを入れ替えることを決定したとのこと。

2013年にKickstarterキャンペーンを成功させ、ゲームエンジンの作り直しも含め様々な苦難を乗り越えて、2017年2月に遂にリリースとなった『River City Ransom: Underground』。多くの人々の愛が詰まった作品だけに、早期の配信再開が待たれます。
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