PewDiePie、『Firewatch』開発による著作権侵害申し立てにコメント―「著作権は検閲のためのものではない」 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

PewDiePie、『Firewatch』開発による著作権侵害申し立てにコメント―「著作権は検閲のためのものではない」

先日、人気アドベンチャー『Firewatch』開発が、同作に関係ない映像中での人種差別用語を主な理由として、人気ユーチューバーPewDiePieに対し、著作権侵害申し立てを行っていた一連の騒動で、PewDiePieが反論のビデオを投稿しています。

ゲーム文化 カルチャー
PewDiePie、『Firewatch』開発による著作権侵害申し立てにコメント―「著作権は検閲のためのものではない」
  • PewDiePie、『Firewatch』開発による著作権侵害申し立てにコメント―「著作権は検閲のためのものではない」

先日、人気アドベンチャー『Firewatch』開発元のCampo Santoが、同作に関係ない映像中での人種差別用語を主な理由として、人気ユーチューバーPewDiePieに対し、著作権侵害申し立てを行っていた一連の騒動で、PewDiePieが更なるビデオを投稿しています。

映像では、PewDiePieはゲームプレイ映像の配信が著作権法に関してある種の「灰色の領域」であると発言。人気タイトル『マインクラフト』や『PUBG』の成長には、ストリーマーやYouTuberの存在も一役買っていたとして、例えゲームプレイ映像の配信から収入を得たとしても、映像の配信はなおポジティブなものであるとみなされている、と語りました。

その上で、Campo Santoがストリーマーに対し映像配信から収益を上げることを許可していることを指摘。DMCAの申し立てでは既に許可が発生している映像配信について取り下げさせることはできない、とした上で「かなり失望した」旨をコメントしています。

そして著作権法について、「人々や、アーティストの仕事を守るために重要であり、正当な理由無しでの行使は非常に危険であると考えています。どんなに私のことを嫌っていたとしても」として、「法律を悪用しないことが重要です。それはアーティストを守るために存在しており、何らかの検閲やクレームのためのものではありません」と乱用の危険性について訴えました。

騒動の大元であるPewDiePieの人種差別発言はけして許容されるものではないものの、著作権法の用いられ方については、ここから新たな議論が巻き起こっていくのかもしれません。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. お値段53万の“リアル”感!『バイオ RE:4』 より「アシュリー・グラハム」が1/2 スケールで立体化、台座にはLEDライトを内蔵

    お値段53万の“リアル”感!『バイオ RE:4』 より「アシュリー・グラハム」が1/2 スケールで立体化、台座にはLEDライトを内蔵

  2. 国際的に見た、ロボゲーにおける、非常に独特な文化的交差点の理解【オリーさんのロボゲーコラム】

    国際的に見た、ロボゲーにおける、非常に独特な文化的交差点の理解【オリーさんのロボゲーコラム】

  3. 新エンドコンテンツ実装の『モンハンワイルズ』無料アプデ第4弾、否寄りレビュー続くもプレイヤー同接数は安定

    新エンドコンテンツ実装の『モンハンワイルズ』無料アプデ第4弾、否寄りレビュー続くもプレイヤー同接数は安定

  4. 幻の発売中止ファミコンゲーム、書籍化計画が立ち上がる。プレイ動画も発掘―『少年魔術師インディ』令和にまさかの復活か

  5. 海外「ゲーマーグランマ」78歳でこの世去る…ユーモア溢れる映像で240万人以上のTikTokユーザーの心つかむ

  6. 『モンスターハンター』最もエッチなサイトに投稿された“モンスター”ランキングを有志が作成―マスコット猫と首位を争う迅竜

  7. 上半身だけのパートナーと接合した状態で旅を進める!ポストサイバーパンク・サバイバルホラーRPG『GRAFT』

  8. フロム・ソフトウェア新年企画、『エルデンリング ナイトレイン』などオリジナル壁紙&非売品グッズが当たるキャンペーン実施中

  9. 『FFVII』カクカクポリゴン原作クラウドがフィギュアに!オリジナル版の姿を再現するソフビが12月27日登場

  10. 『空の軌跡 the 1st』が「2025年プレイすべきJRPG10選」の1位に!「日本のRPGの中でも最高傑作の一つ」と米ニュースメディア大絶賛

アクセスランキングをもっと見る

page top