
2017年9月24日まで開催されていた東京ゲームショウ2017。インディーブースにて、韓国のインディーデベロッパーQuattro Gearは『本と魔女とカラスの森(Book, Witch and Forest of Raven)』を始めとした新作3本のトレイラーを展示していました。

2017年5月に開催された「TOKYO INDIE FEST 2017」にてプレイアブルで展示されていた横スクロールアクション『ブラックウイッチクラフト(Black Witchcraft)』は、今回は映像のみ。しかしながら、日本語化された状態でのトレイラーが公開されていました。また、ゲーム自体は完成しており、現在はPS4向けのソニーのチェックプロセス中で、終わり次第リリースの目処が立つとのこと。




『ブラックウイッチクラフト』は2018年にPS4/Xbox One/Steamにて発売予定。また、本作は、日本のPS4/Xbox One版が全世界最速販売予定で、Steam版は英語版や韓国語版との同時リリース予定となっています。なお、セールスが好調であった場合は続編についても予定があるとのことです。


他に展示されていた新作の片方、モバイル/PC向けRPG『ロストトリガー(Lost Trigger)』は、日本のアイテム課金式モバイルゲームのスタイルを強く取り入れたタイトル。科学技術で生まれたモンスター“ガイスト”と人間の最終戦争後の世紀末世界を舞台にした作品です。


プレイヤーは個性豊かなキャラクターたちで部隊を構成、各地を占領しながら力を蓄え、最強のガイストの復活・利用を目論む勢力に立ち向かっていくことになります。戦闘は基本的にはオートバトルで進行する作りとなっていますが、任意のタイミングでスキルを使って戦闘を優位に運ぶことが可能です。


一見アイテム課金式モバイルゲーム風の本作ですが、驚くべきことにアイテム課金や定額サービスなどは一切採用しない、500円程度の低価格買い切りのタイトルとしてリリース予定。ガチャの結果に一喜一憂することなく、モバイルゲーム風の作品が楽しめそうなのには嬉しいユーザーも居るのではないでしょうか。


なお、気になるボリュームですが、ステージや、ED後のやりこみ要素、追加ステージなども数多く用意されており、プレイ時間は10時間を超えるとのことです。こちらも日本語化が進行しており、展示も日本語版となっていました。発売も『ブラックウイッチクラフト』同様、日本が最初となる予定です。『ロストトリガー』は、2017年冬にiOS/Android版が、2018年にSteam版がリリース予定です。

もう一つの新作『本と魔女とカラスの森』は、ゴシック風味のビジュアルを持つRPG。コーエーテクモの『アトリエ』シリーズなどに影響を受けたという本作では、主人公である魔女の弟子を操り、アイテムのクラフトや戦闘を行いながら、1年の期間内に卒業を目指すのが目的です。


また、本作のストーリーはフランケンシュタインの物語をモチーフにしており、死んでしまったキャラクターを復活させるか、などと言ったジレンマを含む、マルチストーリー、マルチエンドの内容となっている模様です。


本作は韓国語でのトレイラー展示となっていましたが、日本語版についても『ブラックウイッチクラフト』、『ロストトリガー』同様に進行中であるとのことです。『本と魔女とカラスの森』は、2018年後半から2019年にかけてリリース予定です。
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