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10月13~15日にかけて、ポーランド・ワルシャワで開かれている「ワルシャワ・ゲームズ・ウィーク」。本会場で試遊台が用意された、ポーランドのインディーデベロッパーJuggler Games開発、IMGN.proから発売予定の『My Memory of Us』のハンズオンをお届けします。
『My Memory of Us』は、少年と少女を操作して先に進む2Dアクション・アドベンチャーゲーム。ビジュアルは白黒をベースにしながらも、赤がアクセントとして使われており、独特な世界観を作り出しています。この「赤」はゲーム内でも特別な役割を果たす色として登場します。
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ストリートチルドレンの一人である少年と、裕福な家庭で育った少女の友情を描く物語ではあるものの、その舞台は「魔王(Evil King)」に占領され、ロボット兵たちが支配する街。開発者曰く、これは第二次大戦中のドイツ占領下のポーランドをモデルにしており、フィクションながらもどこかリアルな世界観を作り上げています。前述した「赤」という色も、占領下でポーランドに住むユダヤ人が受けた「迫害の対象である印」を意味しており、ロボット兵たちにとって赤は「抹消する対象」と認識されます。
そんな少しホラー要素も入った本作ですが、会場で用意されたデモ版(アルファバージョン)をプレイ。操作は基本的に左右の移動だけで、敵を倒すような手段はありません。しかし少年はスニーキング(ゆっくり隠れながら歩くこと)ができ、少女は矢を飛ばしたり、走ることで素早く移動することができます。基本的には二人で手を繋ぎながら先に進みますが、場合によっては二人の操作は切り替えながら、別々に行動し、数々の困難を乗り越えていくことになります。
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チュートリアルが終わり、先に進んでいくと、空飛ぶロボットが登場。赤いライトを照らしており、この光に見つかってしまうと消されてしまいます。少し前からすぐ再開できるので、ライトが消えているタイミングを見計らって、先に進んでいきます。時には物陰に隠れたりと、周りの環境をうまく利用しながら、敵に見つからないように進みます。
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先に進むと、そこにはロボット兵が。見つかると消されてしまうので、なんとか隠れながら進もうにも、先に進めそうな道はありません。ここでは少女が少年を担ぎ上げ、少年は木の上にハシゴで登ります。上にある赤い血のようなペンキをロボット兵の頭上に落とすと、赤く染まったロボット兵は、空飛ぶロボットに消されてしまいます…このような恐ろしい世界観が、白、黒、赤という三色で美しくも残酷に描かれます。
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そのまま先に進むと、まるで工場のような建物の中に入ります。ここでは赤いレールに沿ってロボットたちが巡回しているので、少女を操作パネルに残し、少年を操作して先に進むための鍵を探しに行きます。操作パネルで巡回ルートを変更することができるので、少年がロボットに見つからないよう、最適なルートを探す必要があります。
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なんとか工場を抜けると、今度は三輪車のようなものに乗って強制スクロール。障害物を避けた先では、ロボットたちに追い回されます。ここでは少女を操作して、追ってくるロボットを矢で撃ち落します。
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なんとか逃げ切ると、明かりのついた家に招き入れられ、デモが終了しました。怖いものが大の苦手な筆者ですが、本作のビジュアルと世界観には引き込まれるものがあり、最後まで夢中でプレイしてしまいました。本編ではどのような困難が二人を待ち受けるのか、今から気になって仕方ありません。
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『My Memory of Us』は、PC、PS4、XboxOneを対象に、2018年の第一四半期末発売予定とのこと。日本語ローカライズも予定されているということで、期待して待ちましょう。