そこで今回は、「スーパーマリオ」と名のつく作品を「今」すべてプレイしようとしたらいくらかかるのかを調べてみました。きっかけとなったのは、とある海外の記事。「あるシリーズを、すべて発売時にプレイし続けてきた人たちは、ハード、ソフト合わせてその作品のためにいくら使っているのか?」を調べて纏めた記事になります。
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What it Costs to Follow a Game Franchise (netentstalker.com)
この記事では、『Madden NFL』というアメリカンフットボールのゲームシリーズが飛び抜けた1位となっています。そしてソニックやゼルダの伝説が続き、マリオは第5位、2,853ドル(約32万円)となっています。ただし、集計したシリーズの選定基準、シリーズのうちどの作品が集計に含まれるのかなど不明な点も多いので、参考程度にしたほうが良いかもしれません。『テイルズオブ』シリーズなど、他にも上位に入っていてもおかしくない作品があるかと思います。
今「スーパーマリオ」を全作プレイするにはいくら必要?
さて、本題に戻ります。「スーパーマリオ」と名のつく作品は、リメイク作・『スーパーマリオカート』や『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』などの外伝的作品を除くと、最新作のオデッセイ含めて全部で18本(※)あります。この18本すべてと、それを遊ぶのに必要な最小限のハードを購入した場合、いったいいくらかかるのでしょうか?なお、これは全て任天堂の各作品公式サイトの希望小売価格を参考に計算しています。
(※:『スーパーマリオラン』はハードの値段の計上が困難なため除きます)
なお、下記のソフトの一覧は、下記の情報を元に各作品の公式ページ(一部バーチャルコンソール(以下VC)版のページ)などで発売年や機種・値段を確認し、発売順に並べたものとなります。
スーパーマリオシリーズ - Wikipedia
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ソフト編
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ハード編
ソフトが5万円、ハードが10万円、合わせて15~16万円という結果になりました。もちろん実際の小売価格はもう少し下がるでしょうし、ゲームキューブとWii Uについてはそもそも生産終了しているため中古での価格となると思います。また、『スーパーマリオブラザーズ』1~3と『スーパーマリオUSA』は、Wiiの『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』(希望小売価格2,381円、税別)に含まれますので、こちらを買うほうが安くすむかもしれません。それでも、10万円は大きく超えてしまいそうですね。
やはり、ネックとなっているのが『スーパーマリオサンシャイン』でしょう。名作との呼び声高い本作ですが、プレイするにはハードルの高い作品となってしまっています。ゲームキューブのバーチャルコンソール版が早くほしいところです。
逆に言うと、30年以上もの歴史を持つ作品を、サンシャインのハードルさえ超えられれば、たった4つのハードでプレイできる、というのはすごいことですよね。ソフトだけで見れば値段もわりと現実的なものです。バーチャルコンソールなどで昔の作品を手軽にプレイできるようになったことは、シリーズを追いたいゲーマーにとっては本当に嬉しい進歩だと思います。
『スーパーマリオ オデッセイ』発売まであと1週間。今から全てをプレイする、というのは不可能でしょうが、この中で気になった作品を1つ2つ、事前にプレイしておくのも良いかもしれません。
なお、現在この記事で出てきた作品を「箱庭・3D」と「横スクロール」の2つに分けて、それぞれのなかで好きな作品のアンケートを行っています。もしよければ、お好きな作品に1つご投票いただけると嬉しく思います。
【アンケート】あなたの好きな『スーパーマリオ』作品は?─箱庭系&3Dアクション編
【アンケート】あなたの好きな『スーパーマリオ』作品は?─横スクロールアクション編