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ゲームストリーミング映像配信サービスTwitchは、嫌がらせ行為の防止と性的なコンテンツに関するポリシーに焦点を当て、コミュニティガイドラインを更新しています。
この更新は、Twitchにてゲーム以外の映像配信が許可されたことを受けて行われるもの。その後寄せられた、「コミュニティガイドラインの特定のセクションが十分に明確ではない」というユーザーからの意見を汲み、嫌がらせ行為の防止と性的なコンテンツに関するポリシーに焦点を合わせて変更が加えられました。
嫌がらせ行為・ヘイト関連行為については、即時かつ無期限の停止対象に。Twitch内の行為に対してモデレーションの決定を下す際は、当該ユーザーのTwitchのサービス外における嫌がらせ行為やヘイト関連行為も考慮に入るとのことです。性的なコンテンツは、配信タイトル、カメラアングル、スタンプ、パネル、服装、オーバレイ、チャットのモデレーション設定などの状況要素を総合的に評価して、該当の配信が性的なものを示唆する意図があるかどうかを判断するとしました。
また、Twitchは、配信者に対し「ゲーム配信、家庭内からの配信、プロフィールやチャンネルに登場する画像における服装は、公道・ショッピングモール・レストランなどに出かける時のような服装でなければなりません。」と注意を促しています。
今回のコミュニティガイドラインの更新と、配信者の服装への言及が行われた背景として、海外メディアPolygonは、“ビキニストリーマー”と呼ばれる、扇情的な衣装や水着、姿勢などで注目を集めることを目的とした女性ストリーマー達の存在を指摘。そういったコンテンツを配信する女性の存在を根拠とした、女性ストリーマーへのヘイト運動の発生に触れています。
新しいコミュニティガイドラインは、日本時間2018年2月20日午前2時より適応される予定。Twitchは、ストリーマーたちに対し、新しいガイドラインが有効になるまでに、それに違反するクリップやVODなどの削除を呼びかけています。