気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Nuke Nineが開発、PC/Mac/Linux向けに2月22日正式リリースとなった2Dローグライクアクション『Vagante』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ダークな2Dローグライクアクション。凶悪なモンスターや罠が潜む自動生成ダンジョンや、自由度の高いゲームプレイ、高難易度なだけでなく、死んだら最初からやり直しというのも大きな特徴。ローカル及びオンラインでの協力プレイにも対応しています。
『Vanagnte』は1,480円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いいたします。
Nuke Nine:Nuke Nineと言います。ローグライクアクションの『Vagante』を開発しました。私たちは米国のいろんなところに散らばる3人のゲームデベロッパーの開発チームになります。Eugene PaikとKyle Tenanがプログラミングを担当し、Keo Daniel Bunがグラフィックを担当しています。本作の音楽はSam Englishが担当しました。
――いつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Nuke Nine:『Vagante』の開発は4年前にスタートしました。我々はチーム結成前にネット上で知り合い、週末にLudum Dareのようなゲームジャム(注:ゲームクリエイターが集まり短時間でゲームを製作するイベント)で一緒に仕事をするのを学びました。お互いの技術力がわかってくると、私たちは次第に真剣に何かを作りたいと思うようになったのです。
――本作の特徴を教えてください。
Nuke Nine:本作が目指したものは、没入感があり、魅力的でありながらもどこか混乱するような体験でした。難易度は高く、手応えがありますよ!ハクスラ系などの戦闘に重点を置いた作品とは異なり、比較的ゆっくりで慎重なプレイが推奨されるようなデザインにしました。ゲームプレイを通し、どのような危険が待っているのか、プレイヤーが成長するようになっています。何度も死ぬことにより、どんな装備を身につけるか、どのようにキャラクターを育てるか、いつ戦い、いつ逃げるのか、といった選択肢の大切さに気づき、プレイヤーは本作がライトなゲームではないということがわかるでしょう。ゲームの開始当初は、プレイヤーにできることは限られていますが、宝を見つけたりアビリティを獲得したりすればするほど、攻略の幅が広がっていきます。
また、本作はローカル及びオンラインでのマルチプレイヤーにも対応し、お互い助け合いながら困難を乗り越えていくことができます。高い難易度を攻略することにより、より達成感を得られるでしょう。
――影響を受けた作品はありますか?
Nuke Nine:本作は私たちが好きなゲームの様々な要素を集約した作品なので、たくさんのタイトルから多大な影響を受けています。ゲームプレイという面では、古典的なローグライクから新しいローグライクまで幅広く影響を受けており、特に『Spelunky(注:『スペランカー』に似た2Dローグライクアクション)』に大きな影響を受けています。戦闘部分は『キャッスルヴァニアシリーズ』から、難易度面では『ダークソウルシリーズ』から、そしてアートと音楽は『ファイナルファンタジーシリーズ』を始めとした様々な昔の日本のRPGから影響を受けています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Nuke Nine:もし魅力的で手応えがあり、友達と一緒に遊べるゲームをお探しでしたら、ぜひ『Vagante』をプレイしてみてください!
――ありがとうございました。
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