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以前に任天堂のトラウマを特集する記事で『MOTHER3』そのものを取り上げましたが、本作はかなり衝撃的なシーンが多い作品になっています。本作は2006年に発売されたタイトルになりますが、今でも忘れられないという人は多いことでしょう。
今回の特集記事では、その中から特にインパクトがあると思われるシーンをチョイス。なお、本作をまだ遊んだことのない方は、この記事を読まずにまずプレイしましょう。
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◆いい知らせと悪い知らせ
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『MOTHER3』は第一章からかなり飛ばしてくるゲームです。タツマイリという小さな村に暮らす仲の良い家族の様子が描かれるものの、その後はいきなり不穏な空気になります。
第一章の主人公であるフリントは、森の火災により妻とふたりの息子が行方不明になったことを知ります。必死に探してなんとかその消息を掴むことはできたものの、友人のブロンソンから告げられたのは「いいしらせと それから わるいしらせがある」という言葉でした。
◆第3章 あやしい行商人
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第3章はサルのサルサが主人公。彼は恋人のサルが人質ならぬサル質にされてしまったため、あやしい行商人であるヨクバの言うことを聞かざるを得ません。そしてヨクバはたいへんなロクデナシであり、事あることにサルサを電撃で痛めつけるのです。
まるでプレイヤーは自分が奴隷になっているかのような気分になりますが、何よりもっとも屈辱的なのはヨクバがいなければモンスターとの戦いに勝てないということ。己の力の無さをまざまざと見せつけられるシーンです。
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