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遂に国内向けにも正式サービスが開始されたEpic GamesのiOS版『フォートナイト バトルロイヤル(Fortnite Battle Royale)』。本記事では、同作のプレイレポートをお届けします。
『フォートナイト バトルロイヤル』って何?
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『フォートナイト バトルロイヤル』は『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)』や『荒野行動 -Knives Out-』のようなバトルロイヤルと『マインクラフト』に代表される建築要素が融合したバトルロイヤルシューター。YouTubeやTwitchなどの配信サイトでも高い人気を誇り、既にPC/PS4/Xbox One向けにもリリースされています。
早速プレイ開始!
今回のプレイにあたっては筆者のiPhone6sを使用。アプリのインストールは通常通りApp Storeから可能でしたが、プレイにはiOS11を要求されるため、アップデートしていない方は注意が必要です。
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アプリを起動してみると、PC版やコンソール版をプレイしたことがある方には見慣れたロビー画面に到着。登録に使用したIDにもよりますが、他バージョンでのプレイデータがある場合にはiOS版にも同じデータが引き継ぎされます。筆者の場合にはPC版のIDを使用していたため、PC版で所有していたスキンやレベルなどのデータが引き継がれていました。
そして早速プレイを開始。バトルバスで待機し、グライダーを利用して飛び降りてから、嵐エリアが縮小するという一連の流れは変わりなく、全体的な流れは他バージョンと全く同じでした。画質もスマホにしてはかなり良く(もともとデフォルメされていたグラフィックだからかもしれませんが)、キャラクターの動きも非常にスムーズで驚くほど。
マッチングもソロ(1人プレイ)は30秒、スクワッド(4人チーム)は1分ほどで完了するので、想像より遥かに快適なプレイ環境でした。しかし、流石に操作感は大分異なっており、他バージョンに慣れたプレイヤーだと若干戸惑うかもしれません。
他バージョンとの違い
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具体的には、視点移動やスワイプ、攻撃とジャンプがボタンになっている点が挙げられます。他のスマホ向けバトルロイヤルと似たUIではありますが、建築に使用する資材の回収で頻繁に近接攻撃を行う必要があるため、必然的に画面をタッチする回数が多く、画面の大きさや感度次第では誤タッチが発生する可能性があると感じました。そのため、資材を集める際にマークを狙ったり、スコープで精密なエイムを行ったりするためには多少の慣れが必要になるかもしれません。
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反面、所持品の管理や設定画面への移行などは他バージョンのUIが意識されており、武器の切り替えやエモートもタップ1つで容易に可能。また、インベントリが空の時には周囲のアイテムを自動で回収してくれるようになっているので、装備の管理は他バージョンよりやりやすい印象でした。
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そして本作の最大の特徴ともいえる建築要素については非常にスマートに行えるようになっており、構造物の形や材質を選び、建てたい場所をタップするだけで容易に建築可能。通常の戦闘モードにも円滑に移行できるため、PC版では建築を苦手としていた筆者でも遮蔽物を建てまくりながら戦うことが可能でした。
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そのほか、他バージョンと大きく異なる点として、銃声や足音がした方向を示すインジケーターが存在することによって、敵が発した音を視覚的にとらえることが可能になっています。これにより、誰でも相手の居場所を正確に把握することが出来、『フォートナイト バトルロイヤル』を含むバトルロイヤル初心者でもそれなりに立ち回れるのではないでしょうか(余談ですが、筆者の腕前ではそれでもビクトリーロイヤルを取ることが出来ませんでした)。
電池の消費量やスマホへの負担
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また、スマホゲームをプレイする際にはどうしても気になる電池の消費量ですが、1マッチにつき3~7%程度と少々大きめ。2~3マッチほどプレイを続けると、端末もかなり熱くなってしまいます。1年ほど前にバッテリーを新品に交換した筆者の端末でこの程度だったため、普段スマホを酷使する方や長期間バッテリーを交換していない方の端末は注意が必要かもしれません。
因みに、比較のためにiPad mini 4でもプレイしてみたところ、誤タップがかなり減り、電池消費量も1マッチにつき1~2%ほどで済んだため、より快適にゲームを遊ぶことが出来ました。ただし、連続でプレイすると端末が熱くなることには変わりないため、気にする方はクールタイムを設けるなどの対策が必要です。
そんなiOS版『フォートナイト バトルロイヤル』はこちらから基本無料でプレイ可能。なお、Game*Sparkでは『フォートナイト バトルロイヤル』初心者に向けた解説記事を掲載しているので、iOS版から同作を始める方はご覧になってみては如何でしょうか。