Steamプライバシーポリシー変更の影響根強い「SteamSpy」、機械学習利用の新アルゴリズムで再起図る | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Steamプライバシーポリシー変更の影響根強い「SteamSpy」、機械学習利用の新アルゴリズムで再起図る

先日実施されたSteamのデフォルトプライバシー設定の変更。この影響を受け、機能不全に陥っていたSteamの非公式統計サイト「SteamSpy」が暫定的に新アルゴリズムを導入したと発表しています。

ゲーム機 技術
Steamプライバシーポリシー変更の影響根強い「SteamSpy」、機械学習利用の新アルゴリズムで再起図る
  • Steamプライバシーポリシー変更の影響根強い「SteamSpy」、機械学習利用の新アルゴリズムで再起図る
  • Steamプライバシーポリシー変更の影響根強い「SteamSpy」、機械学習利用の新アルゴリズムで再起図る
先日実施されたSteamのデフォルトプライバシー設定の変更。この影響を受け、機能不全に陥っていたSteamの非公式統計サイト「SteamSpy」が暫定的に新アルゴリズムを導入したと発表しています。

これは、ゲームの所有者数について動作する機械学習を利用したアプローチで、未だ広範に取得可能なデータより統計を導き出す作りになっています。一方で、プレイヤー数や平均プレイタイムなどその他の統計については古いアルゴリズムのままであるとのことです。

Epic Gamesに所属する、SteamSpy運営のSergey Galyonkin氏は、Patreonにて、デフォルトプライバシー設定の変更以降、同サイトのサンプル数が3日で200万から6万へと大幅に減少した他、取得できたサンプルユーザーの大半がいわゆる“ハードコア”ゲーマーであることから、一部の統計以外には適さない旨を述べています。同氏は、この機械学習によるアルゴリズムに対し満足が得られなかった場合、「SteamSpy」をアーカイブ化することを検討しているとしました。


なお、このアルゴリズムの変化を受け、現時点で無料ユーザーは「SteamSpy」でのゲームの所有者数について、特定の数字ではなく一定の範囲、という形式での表示に変化。Galyonkin氏は、古いモデルから新しいモデルへのサイト移行には長い時間がかかる旨を述べた上で、共に頑張って下さい、とTwitterで呼びかけました。また、Patreonの投稿では開発者に対し、実際のデータとの差異の報告の協力を要請しています。

非公式であり、けして正確な統計サイトではないものの、使い方によっては有用なデータを得ることができた「SteamSpy」。果たして納得の行く形で新たな環境に対応できるのでしょうか。余談ながらDiscordのSteamSpyチャンネルでの報告によれば、現状は、50万本以上の売上のタイトルについては過大評価がなされる傾向にあるとのことです。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム機 アクセスランキング

  1. 『モンハンワイルズ』携帯ゲーミングPC動作テスト動画が公開―中には60fpsを超えるデバイスも

    『モンハンワイルズ』携帯ゲーミングPC動作テスト動画が公開―中には60fpsを超えるデバイスも

  2. 最近のゲームの初回起動時に待ち受ける謎の長すぎ処理時間「シェーダーコンパイル」正体とは

    最近のゲームの初回起動時に待ち受ける謎の長すぎ処理時間「シェーダーコンパイル」正体とは

  3. 『モンスターハンターワイルズ』はSteam Deckで動くのか!?オープンベータテスト第2弾でモンスター討伐に挑む

    『モンスターハンターワイルズ』はSteam Deckで動くのか!?オープンベータテスト第2弾でモンスター討伐に挑む

  4. 【Steam Deckお悩み解決】日本語入力のやり方は?スクリーンショットの取り出し方は?

  5. 予約開始即完売のレトロ携帯ゲーム互換機「Analogue Pocket」の更なる製造と転売対策が発表【UPDATE】

  6. PS4 Pro/Xbox One X/スイッチ内蔵のモンスターゲーミングPC「Big O」が爆誕!

  7. 立体感のある大迫力サウンドをスイッチに追加せよ! 簡単取り付けでテーブルモードの利便性も向上するパイオニア「ポータブルゲーミングスピーカー」の魅力に迫る

  8. 新たなMeta Questデバイス用OS「Meta Horizon OS」発表―搭載製品の開発も着々進行中

  9. AMDのポータブルゲーミングPC向け新型APU「Ryzen Z2」発表!ただしZ2採用Steam Deckはなし―Valve社員がコメント

  10. ハンドヘルド戦国時代到来!新モデル続々のUMPC価格、スペックひとまとめ

アクセスランキングをもっと見る

page top