気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、ATOMIC BREATH開発、PC向けに4月13日に発売された回転ノコギリアクション『Overchunked』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ひたすら前進し続ける巨大な丸いノコギリを操作し、障害物を避けながら様々なものを破壊し突き進むシンプルなアクションゲーム。色鮮やかで綺麗なビジュアルと、シンプルであるがための中毒性が特徴です。日本語にも対応。
『Overchunked』は100円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
ATOMIC BREATH:ATOMIC BREATHは日本への情熱を持ったゲーム開発チームで、カイジュウをテーマとした活発なゲームを作っています。私たちはまだ発展途上のチームですので、誰もが楽しめて、小さく、それでいてしっかりとしたゲームを全力で作っています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
ATOMIC BREATH:『Overchunked』の開発が始まったのは3月で、それからおよそ1ヶ月半後にSteamでリリースすることができました。本作のゲームプレイなどすべてのアイデアが固まった後、それを実際に形にするのはとても簡単なことでした。
――本作の特徴を教えてください。
ATOMIC BREATH:そうですね、『Overchunked』は巨大な丸いノコギリが動き、障害物や爆発物を避けながら様々なものを破壊していくゲームです。私たち自身はおかしな設定だと思うのですが、誰もがおかしいと思うアイデアではないかもしれません。それでも、かなりユニークなゲームと言えるのではないでしょうか。
本作の面白いところは、その操作でしょう。ノコギリを思い通りに操作することはできません。できることは、左右に方向を切り替えるだけなので、円の軌道を予測しながら動かすことになります。簡単ではありますが、極めるのはとても難しいですよ!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
ATOMIC BREATH:本作のアイデアは、『Superflight』を開発したGrizzly Gamesの人たちとの情報交換から生まれました。とても素晴らしい人たちで、スーパーフレンドリーでしたよ(ダジャレです)。
グラフィックとゲームプレイの面では、回転してものを破壊する2匹のタスマニアデビルから影響を受けています。「ルーニー・テューンズ」のタズマニアン・デビルと、Naughty Dogの『クラッシュ・バンティクー』です。後者からは、TNT箱のアイデアも頂戴しています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
ATOMIC BREATH:上でも述べたように、私たちは日本が大好きです。そんな日本の方たちが私たちの作ったゲームを楽しんでいただけるのは、本当に素晴らしいことだと思いますので、ぜひ皆さんにプレイしていただき、感想を聞かせていただけると嬉しいです!
――ありがとうございました。
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