
Valveは、ゲーム配信プラットフォームSteamにおいて、月に一度実施される公式のハードウェア&ソフトウェア調査の結果集計法の変更をアナウンスしています。
このアナウンスでは、2017年8月付近に発生した、大幅な中国語使用者数の躍進や、それに伴うハードウェア構成の統計の変化の原因の一部として、中国ネットカフェからの接続分を過剰に集計してしまったことによるものと発表。修正の導入によって修正を行ったとしました。

この影響で、Steamの利用者の内、最も多い言語環境は英語の34.37%に回帰。簡体中国語は21.89%減となり、一時期の過半数以上という結果は修正されたものの、未だ2位となる30.35%を確保。中国語圏ユーザーの勢い自体は健在であることを見せつけています。
同様に修正の影響が大きかったのは利用OSとなり、“Windows 7 64 bit”が20%以上減。“Windows 10 64 bit”が17.41%増加の53.10%となり、多くのゲーマーが既にWindows 10、64bit環境へと移行している実態を示す形となりました。なお、ハードウェアでは容量1TBバイト以上の環境が16%以上減となりましたが、それでも48.34%を維持しています。
一時期の中国ユーザーの大躍進は“集計ミス”が味方したという結果になったものの、それでもけして無視できぬ存在感を示す中国市場。各ゲームメーカーの言語サポートでも、今後も比較的優先して実装されるケースが多いのかも知れません。