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基本無料のバトルロイヤルゲームとしてSteamで配信されている『Radical Heights』。アメコミのような雰囲気が感じられるこのゲームですが、クリフB率いるBoss Key Productionsが手がけた今作がどのような作品となっているのか、『PUBG』や他バトロワシューターと比較しながらのプレイレポートをお届けします。
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こちらはバトロワシューターでおなじみとなりつつあるマップ画面。表示されている赤色の部分がデンジャーゾーン、黄色が次にデンジャーゾーンになる位置を示します。ランダムに決定されますが、事前にどのエリアが危険になるのかわかりやすいのでエリアの運で勝敗が決まるということは比較的少なそうです。
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各建物にあるアイテムを拾って行き、装備を整えつつ戦うというのはその他のバトルロワイヤルと同じプレイ感です。建物にテクスチャが貼られてない箇所もあるので、現状ではかなりシンプルな見た目になっています。
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武器の種類は豊富で、各武器にレア度が設定されており、レア度が上がっていくに連れて武器の性能が上がります。
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ガジェット、武器スロットは3種類ずつあり、それぞれマップに落ちているカバンを拾うことによって順次開放されていきます。(デフォルトは1つ)弾などは別の枠扱いなので、弾を拾い過ぎて枠を圧迫する心配はありません。
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回復以外にも、ノイズメーカーや救援物資が呼べる電話などのアイテムや、一定時間その場に待機するとアイテムがもらえる場所、ルーレット式の救援物資など、ユニークな要素がたくさん詰まっています。
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お金の概念もあり、武器をお金に変えたり、お金を使って武器を買ったりも。ATMにお金を預けておくことも可能です。
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バカゲーの雰囲気、特定の条件で鳴るBGM、ジップライン、トランポリンなど、おもしろ要素もいくつかありました。 (映画:TOPGUNファンが作ったのかな?と思う部分も多々)
『PUBG』プレイヤーとして感じたことは、非常にシンプルでカジュアルなゲームでありつつ、しっかり楽しめるといった印象でした。
『PUBG』と比べると中盤の時間が長かったり、待機時間が長くなると言うことも少なく、お金の要素や、救援物資の要請など様々な要素があるので町を探索しているだけでもなかなか楽しめます。テンポが良いので、スムーズに試合が展開できるというのも魅力の一つ。そういった意味では新しい視点を持った『Radical Heights』は今後がとても楽しみなタイトルと思えました。
武器の反動やキャラの動きなどを考慮すると、まだPCゲームに慣れていない人たちにも親しみやすい仕様と言えそうです、アーリーアクセスと言うことで、マッチングに少し時間がかかることや、テクスチャなどまだ完成し切っていない部分も多く見受けられたので、そこは今後のアップデートに期待したいところ。
『Radical Heights』はSteamにてFree-to-Play作品として配信中です。