インディーゲームスタジオのSteppe Hare Studioは、子育てシミュレーション『Mother Simulator』の正式版をSteamにて配信しています。
同作は、ミルクをあげたりおむつを替えたりして赤ちゃんの世話をする子育てシミュレーション。可愛らしい赤ちゃんと共に、ほのぼのと子育てを楽しむゲーム…かと思いきや、実はこの赤ちゃんが現実同様超ワガママ。おしめ交換の前にはベビーパウダーがないと不満がり、哺乳瓶やおしゃぶりは清潔でないと泣き叫んでしまいます。
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さらに、このゲームには制限時間があるため、なるべく急いで赤ちゃんを満足させていけないとあげません。しかし、絶妙に悪い操作性が、迅速な行動を「哺乳瓶を取ろうと思ったらおしゃぶりを落としてしまう」「粉ミルクを取ろうと思ったら水の入った哺乳瓶を突き飛ばして落としてしまう」などという形で阻害するため、気づいたら部屋がベビーパウダーや粉ミルクまみれに…。
しかも、赤ちゃんに汚れたおしゃぶりを与えたり、誤ってトイレに落としてしまったりすると残り時間に大きなペナルティを食らってしまいます。もちろん親も食事や睡眠をしなければいけないため、多忙な子育ての合間を縫ってパンを食べたりベッドで仮眠を取ったりが可能です。ただし、あまりの忙しさに部屋は散らかっていること間違いなしなため、「あれどこ置いたっけ?」と食器などを探して洗うのにも一苦労。
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これらに加えてプレイヤーは部屋の掃除などの家事もこなさなくてはならないため次々と生まれるタスクにてんやわんやな子育てを強いられることになります。
なお、これらの問題を解消するために「使い終わったおむつをゴミ箱まで投げる」「水を出しっぱなしにする」などの時短テクが存在しますが、もちろん失敗した場合は部屋がう〇ちまみれか水浸しに。同作には時間の許す限り赤ちゃんの世話を続けるサバイバルモードも存在するため、実際にこれらの時短テクはかなり重要になります。
ちなみに同作は、子育てに苦労する若い親の気持ちを伝えるために作られた作品であるとのこと。そんな『Mother Simulator』ですが、Windows向けに205円で配信中。また、5月30日まではスペシャルプロモーションとして30%オフの143円で購入可能です。