気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Dan Sanderson氏開発、PC/Mac向けに5月8日リリースされた潜水艦ホラー『First Winter』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ノスタルジックなグラフィックの潜水艦ホラーアドベンチャー。アクション要素などはない純粋なホラーゲームで、グラフィックもまるで初代PlayStationのようなレトロな雰囲気。プレイヤーは被災したソビエトの原子力潜水艦の中で何が起こったのか調査することとなります。マルチエンディングを採用し、日本語にも対応しています。
『First Winter』は410円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Dan Sanderson氏(以下Sanderson氏):私はDan Sandersonと言い、イギリスのブライトンにおいて独りでゲーム開発を行なっています。2017年9月、もっと充実したキャリアを目指すため、オンラインカジノ会社のプログラマーをやめました。以来、いくつかのFree-to-Playゲームを開発してきましたが、最新作がこの『First Winter』になります。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Sanderson氏:私の初めての作品は、2017年の夏にリリースされた『Pacific』なのですが、この作品を多くの有名なYouTuberに遊んでいただいたり、IGNやWaypoint Viceと言ったゲームメディアで紹介されたりしました。このゲーム自体はわずか10分でクリアできるものなのですが、いつかフルバージョンと呼べるようなものを作りたいとずっと思っており、本作はそれを実現させたものとなります。実は『First Winter』の開発が始まったのは、今年の1月でした。
――本作の特徴を教えてください。
Sanderson氏:本作では2つのエンディングに到達することができます。グッドエンディングを見るためには、ユニークなゲームシステムを駆使する必要があります。本作の舞台は冷戦中の1982年で、ソ連と米国の緊張が極限まで高まっています。そしてこのゲームはプレイヤーを翻弄します。通路が消えたり現れたりしますし、何もなかったところに道が開けたりします。そしてゲーム全編にわたり張り詰めた緊張感があり、プレイした人の多くは「プレイの開始から終わりまで、すごく緊張感のあるゲーム体験だった」と言ってくれました。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Sanderson氏:私は冷戦にとても惹かれるため、その歴史が私の最近の作品に大きく影響しています。『First Winter』に最も影響を与えたのは、ドイツ映画「U・ボート」でした。この映画はとても緊張感があり、常にドキドキさせるようなものです。影響を受けたゲームとしてはIvan Zanotti氏による『IMSCARED』や、最近のものではAihastoの『Umfend』です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Sanderson氏:日本には行ってみたいと思っています。とても素晴らしい国だと聞きました。本作は日本語にも対応していますので、ぜひ遊んでみてください!
――ありがとうございました。
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