気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Anima Project開発、PC/海外PS4/Xbox One向けに6月20日リリースされたダーク3Dアクション『Anima Gate of Memories: The Nameless Chronicles』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、名もなき不死の主人公を操るアクションRPG。広大な世界を舞台に、スタイリッシュなアクションで戦います。レベルアップすると様々なスキルを習得するという、昔ながらのRPG的要素も。記事執筆時点では日本語には対応していません。
『Up Left Out』は2,050円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Carlos Blas Garcia Aparicio氏(以下Garcia Aparicio氏):スペイン出身のCarlos Blas Garcia Aparicioです。『Anima Gate of Memories: The Nameless Chronicles (以下『The Nameless Chronicles』)』のクリエイターで、「Anima Beyond Fantasy」というゲームブックの作者でもあります。Anima Projectのチームリーダーで、このチームはわずか3名のメンバーで構成されています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Garcia Aparicio氏:私たちは2年前、過去作『Anima Gate of Memories』の新しい章として本作を作り始めました。一作目のメイン悪役のユニークなストーリーや、新たなゲームプレイを提供したいと思ったのです。
しかし開発に取り組めば取り組むほど、私たちはこの作品がシンプルなDLCよりも大きなものになると感じたのです。描きたいことがたくさんありましたので、私たちはより一層、意欲的に取り組めるまったく新しい作品として『The Nameless Chronicles』を作ることに決めました。
結果に満足するまで、丸々一年を開発に費やしました。世界中の人々に何時間もかけて楽しんでいただけるような、新しいゲームストーリーをお届けすることに非常にワクワクしていました。
――本作の特徴を教えてください。
Garcia Aparicio氏:『The Nameless Chronicles』はゲームブックの「Anima Beyond Fantasy」をベースとしています。このゲームの特徴は、綿密な設定です。プレイヤーはファンタジーと人類の秘密が絡み合う、ユニークな設定の世界であるGaiaについて知っていくことになります。
本作は典型的なRPGとハクスラのダイナミックな戦闘システムを融合した、楽しくやりごたえのあるアクションRPGです。ストーリーは、メインキャラクターの、永劫の呪いを受けた不死身の名もなき者としての様々な人生を描きます。
「Hand of Tanathos」というユニークなアクションシステムのおかげで、主人公はどんな時でも攻撃を一時的にパワーアップさせることができます。
本作では、ただの敵とは違う、印象的なボスも多くいます。プレイヤーは彼らの存在意義を知ることができ、それゆえに敵たちがどのような者たちなのか、そしてどのような理由を持っているのかを知ることができます。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Garcia Aparicio氏:すべてを数え切れないほどたくさんのものから影響を受けていますが、最も影響を受けたゲームは、『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』、『ニーア オートマタ』、そして 『キングダムハーツ』シリーズです。また、戦闘システムにおいては、私たちが思うにおそらく歴代最高のハクスラ戦闘システムを持つ、『デビルメイクライ』シリーズと『ベヨネッタ』シリーズからインスピレーションを得ています。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Garcia Aparicio氏:はい、もちろんです。夏以降、PS4とニンテンドースイッチで日本語版をリリースしたいと思っています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Garcia Aparicio氏:私たちは人生の中で、日本のゲームからたくさんの影響を受けてきました(日本のゲームをプレイしながら育ってきたと言っても過言ではありません)。本作を作るにあたり、凄まじい衝撃を与えてくれたのです。 私たちはプレイヤーの皆さまに、心から『The Nameless Chronicles』を好きになっていただけること、そして私たちが開発を楽しんだように、皆さまにも本作を楽しんでいただけますと幸いです。
――ありがとうございました。
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