今回は、自由度の高いフリーシナリオが人気のRPG『サガ』シリーズ最新作、スクウェア・エニックスが贈る『サガ スカーレット グレイス 緋色の野望』のニンテンドースイッチ版をプレイします。
今作は、PlayStation Vita向けの無印版『サガ スカーレット グレイス』に新キャラクターやイベントなどの新要素が追加され、ユーザーインターフェイス・ロード時間が改善されたバージョンアップ版です。
『サガ』シリーズは、『魔界塔士 Sa・Ga』を遊んで以来ファンになり、赤ちゃんをあやすのに『ロマンシング サ・ガ』の南エスタミルの曲を口ずさむくらい大好きです。

関係ない話は置いといて。無印版も買ってはいたのですが……序盤しかプレイしておりませんでした。

でもそのおかげで、こうして新鮮な気持ちで遊べていると思えば、ほら!まあ、ね……うん!そんな感じでプレイ開始です。
4人の主人公から選べるぞ!おじさんはウルピナ!

まず4人の主人公の中から1人を選ぶのだが、なんとなくウルピナを選択。可愛かったから!

貴族のお嬢様、ウルピナちゃん。可愛い。
ある時、謎の集団に居城を占拠されてしまい、帝都に居る父に危機を伝える為に旅立つ……というのが彼女のストーリーなのだが、目的地へのルートは複数あるし、プレイヤーの選択次第ではキャラの生死が変わるなど、シナリオが分岐していく。
その自由度の高さに『サガ』っぽさを感じ……

しみじみ嬉しくなる『サガ』シリーズ大好きおじさん。
ストーリー忘れるくらい寄り道要素がいっぱい!

今作では、移動はワールドマップ上で行われる。ダンジョンマップなどはなく、建物に入るとイベントやバトルが即始まるシンプルな感じだ。
今作は、従来の『サガ』シリーズ同様、ストーリーイベントのほかにも、いくつものサブイベントが用意されている。

それに街では、武器防具を強化したり、その辺の兄ちゃんを仲間にしたりと、所々に寄り道要素が満載なのだ。
寄り道大好きなおじさんはストーリーそっちのけで、武器の素材を集める→新しい武器を作る→バトルで新しい技を習得する→次の武器の為の素材を集めて……を、ひたすら繰り返していたのだが……

そのせいでストーリーをすっかり忘れてしまう。
居城を占拠されたり兄が行方不明になったり結構緊迫したストーリーだったはずなのに、素材集めの諸国漫遊記みたいな雰囲気に……

ちなみに、これまでのストーリーは備忘録でいつでも確認出来るので、目一杯寄り道を楽しめるぞ!
閃きシステムも健在!戦略性の高いバトルシステム

バトルはターン制で行なわれるのだが、行動の順番は敵味方混合されたタイムラインで表示される。この行動順というのがバトルの肝で、使う技によって順番が早くなったり遅くなったりするので、敵の使う技や味方の使う技を加味して戦略を考えるのが非常に楽しいのだ。

敵を倒してタイムライン上に味方が一列に並ぶと、敵を皆でタコ殴りにする「連撃」が発動するのだが……
運が良ければ連撃が連続で発動して敵に超大ダメージを与えられるのだ!

しかしこの連撃は、敵から食らう事もあり……

気が付いたらなす術なく一瞬で全滅させられる事もよくあるのだ……。


こういう高難易度な所も『サガ』シリーズっぽくて僕は大好き。でも、全滅した後はすぐにリトライ出来るし、フィールド上でいつでもバトル難易度を変更出来るし、初心者にも優しいシステムになっているぞ。
まあ僕は古参ファンぶりたいので難易度は下げないけどね!今のところは……
家庭用ハードのリメイクを除いた新作では『アンリミテッド:サガ』以来になり、およそ10数年ぶりの新作『サガ』シリーズ、めっちゃ楽しいです。
無印版は、高難易度やロード時間の長さなどの理由もあり、シリーズ未経験者にはとっつきにくかったのですが、今作では難易度選択が出来るようになったり、ロード時間の短縮、移動スピードの上昇などのシステム面の強化があったりと、めちゃくちゃ快適に遊べるようになりました。
普段はゲームプレイ中に「ここプレイ絵日記のネタに使えるな」とかメモを取りながら遊んでいるのですが

楽しすぎて何も考えずに普通に遊んでおりました。
これを書いている今現在はようやくウルピナ編をクリアしたところなので、新たな主人公でもう1周堪能してこようと思います!クリア後には、引き継ぎ要素もあるので2周3周と長く遊べそうな一本です。
『サガ スカーレット グレイス 緋色の野望』は、PlayStation4/ニンテンドースイッチ/iOS/Android/PC(Steam)を対象に発売中。価格は、PlayStation4/ニンテンドースイッチ/PC(Steam)版が5,800円+税、iOS/Android版が4,444円+税です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、日々その存在感が高まっている。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営中。
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